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真ゲッターロボ・地球最凶の日 第一部「滅亡への夜明け!」
燃えよ!ゲッター篇第四話「疾風が来る」
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圏へ突入していた。
ちくしょう!さっき撃ち落した降下ユニットは囮だってことか!?
「いかん!このままでは大気圏を通過してしまう」
「くそ!もう一度ゲッタービームで……」
「無駄じゃ!ゲッタービームを発射するにもチャージまであと15分必要なのじゃ!!」
「じゃ、どうすりゃいいんだよ!?」
「……ゲッター2じゃ」
「は?」
「ゲッター2の機動力なら行ける!!」
「ケッ……本当に今の野郎にできるのかよ?」
今でも無線から野郎の怯え声が聞こえている。
「こちらからコントロールが可能じゃ!行くぞ!?」
「チッ、やるしかねぇってのか!?」
ゲッター1は、三つのマシンへ分離して再び姿を変えだす。
「な、何だ!?何をしやがるんだ!?」
突如ゲットマシンに戻ったことに気付いた隼人は、再び悲鳴を上げる。
ジャガー号を上半身、ベアー号を腹部へ、最後にイーグル号を下半身としたゲッターロボ、ゲッター2が完成した。それも、光速の力を用いた機動力に特化したゲッターロボである!
ゲッター2のコントロールをイーグル号の俺が担当し、ロケット型の降下ユニットを追いかける。それも、操縦桿を握った途端、ゲッター1はすでにユニットの手前に回り込めていた。コイツは風のように早い奴だ!
「くらえぇ!!」
ゲッター2の左椀部に取り付けられたドリルの腕を向けて降下ユニットへバーニアを噴かし突っ込む。これがゲッター2特有の近接必殺技ドリルアタックである!
ドリルアタックでユニットは貫通され、大気圏の摩擦熱でユニット内部が炎上し、中にウジャウジャ潜むBETA共が炎に焼かれて苦しみながら燃え尽きて行った。
そしてこちらも、大気圏を突入して研究所付近へと降り立った。
「ッ……!?」
一方の疾風が気が付いた刹那。自分の意思が操縦桿からゲッター2へと伝わり、自分の手足がゲッターの手足と同化する感覚を身におぼえた。今握っている操縦桿のレバーを動かせば思い通りにゲッター2を動かせると……
「こ、これは……!?」
そして、疾風は自由がままにゲッター2を動かした。
「な、なんだ!?」
俺は突然走り出すゲッター2の異変に気づいた。おそらく、野郎が目を覚ましてゲッター2を動かしてんだ!
「ダメじゃ!こちらのコントロールが効かん。奴め……ジャガー号のシステムを操作してこちらの操縦にプロテクトをかけたのか!?」
「くっそぉ!」
「ギャハハハハァ!俺の体だぁ!!俺の手足だぁ!!」
狂う疾風はその体を動かし、市街地へと一直線に走った。
「やばい!この先は……帝都じゃねぇか!?」
「紅牙!奴を止めるんじゃ!?」
「ケッ!世話の焼ける野郎だ!!」
ジャガー号のハッチを開き、ゲッター2の走行する激しい揺れと風圧に耐えながらも、俺はゲッター2をよじ登りながらジャガーのコックピット
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