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真ゲッターロボ・地球最凶の日 第一部「滅亡への夜明け!」
燃えよ!ゲッター篇第四話「疾風が来る」
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で俺の頭を叩きやがる。俺は起き上がって爺の胸ぐらを掴んで激怒する。
「いてて……何しやがんだクソ爺!!」
「研究所に侵入者じゃ!お前さんも手伝え?」
「はぁ?侵入者だぁ?」
「クックック……この研究所にたった一人で忍び込むとは良い度胸じゃ。おそらく、狙いはゲッターじゃろう?」
「また面倒なことになってきたな……」
ため息をつく俺は爺に連れられてゲッターの格納庫へ来た。そこには大勢の警備兵と乱闘を繰り広げている一人の青年がいた。
青年は次々と警備兵たちを薙ぎ払い、ゲッターへと迫っていく。
「あいつと喧嘩しろってか?」
俺はようやく楽しい時間が来たと、うずうずして指の骨を鳴らした。
「クッケッケ……」
血塗られた拳を見て笑う青年こと、神威疾風は途端自分の同じ獣の気配を感じ取った。
「……!」
疾風は振り向く、そこには黒い長ランを纏った一人の若者が居たのだ。彼は、紅牙を見てすぐにわかった。
「……ここには、番犬がいるようだな?」
「ああ、ツッパリっていう番犬がな?」
俺は構えてこちらをにらみつける野郎を見た。見る限り凄い殺気を感じる。こいつぁ、俺を殺す気でいるようだ。
「ひぇっ……」
そうつぶやく青年に俺は、
「!?」
野郎のナイフが俺の顔面へ襲い掛かっていた。俺はそれをスレスレにかわす。
「……ッ!?」
かわされたのが初めてなのか、野郎は目を丸くしていた。
「ほう?かわされるのがそんなに不思議か?」
「フフッ……人間で俺の技をかわしたのは、あんたが初めてだ!」
野郎はナイフを振り回して笑いながら俺に襲い掛かった。俺はそれを避けながら隙を狙う。
「避けているだけじゃ、俺には勝てねぇぜ!?」
ヘラヘラと嘲笑う野郎に対し、俺は未だコイツの隙を見つけることができずにいた。下手に拳を振るえば、奴のナイフに手首を切り落とされる。
「くぅ……!」
だが、だいたいの流れは掴んだ。こいつの振り回すナイフは一定の動きしかしない。つまり、ただデタラメに振り回しているわけではない、ナイフを順に振っているのだ。
「……そこだぁ!」
ガシっと、俺は野郎の振り回すナイフの両手を掴んだ。
「なっ……!?」
野郎は目を丸くし、俺はその隙に奴の懐へ強烈な蹴りをお見舞いした。
「ぐえぇ……!」
野郎は倒れ、うめきを上げる。
「あぶねぇ……結構手ごわい奴だったぜ」
「見事……じゃが、そう安心はしておれんようだ」
爺が言った直後、研究所内に警報が流れた。
(早乙女博士!市街地上空へ向けて再びBETAの降下ユニットが……!)
畜生!いいところにBETAかよ!?
「ほう!ちょうどいい……」
しかし、爺は好都合という顔で、侵入者の野郎へ近寄ると、爺は奴の頭部へアンテナ状の器具を取り付けた。
「な、何だこれは!?」
野郎は、
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