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真ゲッターロボ・地球最凶の日 第一部「滅亡への夜明け!」
燃えよ!ゲッター篇第四話「疾風が来る」
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でだ!」
「フッ……」
しかし、疾風は鼻で笑って落ち着いていた。
「天誅!」
戦術機は長刀を手に疾風へ襲いかかるが、長刀が地面にめり込んだ瞬間、疾風はその長刀の先へ飛び乗っていたのだ。
「……!?」
いつのまにと、斯衛兵は驚いて薙刀を振り回して疾風を振り落とそうとする。だが、ずば抜けた身体能力で彼は長刀から腕を伝って頭部へ飛び移った。
「ほらよ……」
頭部のメインカメラへ小型爆弾を設置し、それを起爆して頭部を破壊したのだ。
「な、なに!?」
視界の映像を失い、パイロットの斯衛兵は戸惑い始めるが、さらなる恐怖はこれから始まるのだった。
突如、激しい振動と揺れに見舞われ機体がグラつき始めた。疾風が戦術機の足首の関節目がけてダイナマイトを投げたのである。
「!?」
ゆっくりと徐々に加速して機体は地響きを上げて倒れてしまう。そんな横たわった戦術機へ疾風がコックピットのハッチへ忍び寄り外部からハッチを開けられてしまった。
斯衛兵は拳銃を手に向かえ討とうとするも、彼女よりも疾風の反射力が各段上であったようで、引き金を引こうとした頃には疾風によって両腕を掴まれてそのままコックピットから外へ引きずりおろされてしまった。
「は、離せ……!」
斯衛兵は必死に抵抗するが、彼女の両手首をガッチリ掴む疾風の大きい片手は石のように全く動かない!
「この外道!殺すならひと思いに殺せぇ!!」
「……」ニヤッ
その刹那、疾風に掴まれていた彼女の両手は疾風の手に握られているコンバットナイフで切り落とされていた。疾風のジャケットに返り血が飛び付き、女斯衛兵は何とも言えない声を出す。
「で…でがぁ……手があぁ!!」
「目だぁ!」
疾風が横にナイフを振り回して刃が彼女の両目を引き裂いた。
「がぁ……ああぁ!」
「鼻だぁ!」
疾風の拳が彼女の鼻を押し潰す。
「がはぁ……!」
「耳だぁ!」
そしてナイフが両手にわたり、それで彼女の両耳を切り落としたのだ。そして最後に疾風は両手のナイフを構え、
「最後に頭だぁ!!」
「……!?」
女斯衛兵の頭部を斬り飛ばし、再び激しい返り血が噴き上がった。
「ケッケッケ……!」
ニヤニヤと不気味に笑う疾風は強化装備越しの彼女の死体を宥め、そしてその遺体を撫でまわし、犯した……
その後、女斯衛兵の体は彼の欲情が満たされたところで近くに燃えている炎に放り込まれた。
「やれやれ……」
そして、彼は周辺の現状を見渡してため息をした。
「また、俺一人になっちまったか……?」
己のジンクスを恨み、戦力を失った彼は次のプランへの実行を変更した。次の襲撃目標は、あの早乙女研究所へと切り替えたのだ。
本当は政府への身代金要求のために帝都城を襲う予定であったが、現状の戦力をすべて失った今、帝都城よりかは警備の薄い研
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