暁 〜小説投稿サイト〜
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ファントム・バレット編 〜守り人たち〜
怪人vs怪人
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が後ろを振り向き、笑って言った。

「君、大丈夫?」

足を見て血が出ていることを確認した五代は、バイクに恭二を乗せて家へと向かう。

家に着くと、二人は恭二の治療をした。

「これで大丈夫!よく泣かなかったね!」

五代はサムズアップのポーズを取った。

「あ、ありがとうございます」

アマゾンは恭二に聞いた。

「お前、名前は?」

「新川・・・恭二です」

いつもだったらこんなにあっさり言わない。

けれど、この二人には信頼できる何かを感じたのだ。

「いや〜運がよかったね。あそこは普段通らないところなんだけど、セールがやってる店があっちにあったからね・・・ってあれ?」

五代は驚き、アマゾンは慌てた。恭二が泣いていたのだ。

「俺達、なんか、嫌な事した?それなら謝る、恭二!」

「いや・・・家はこんなに温かくないから・・・」

五代とアマゾンは、両親がいない。

家族がいて、温かくない。それは一体、どれだけ苦しいのだろう。

五代は言った。

「あ、あそこであったのも何かの縁だからさ!友達になろうよ!ほら、もう、じゃんじゃん言って!友達なんだからさ!!」

ぽろぽろと泣きつつ、兄の事、父の事を語り始めた恭二の話を二人はしっかりと聞いた。

安心したのか、恭二はお礼を言って玄関に手をかけた。

「いつでも来ていいよ!悩み事があったら、何でも相談してね!!」

これが、彼の人生を変える出会い。五代雄介とアマゾンとの出会いだった。


 二時間後 スーパー

香は買うものを買って、ユキに電話をした。

プルルルルルル・・・・

出ない。おかしい。いつもだったら戦闘中でも連絡を取るくせに・・・。

言い表せぬ不安感に襲われていると、一本の電話が届いた。

「ん?本郷さん?どうし・・・」

「っ・・・ええ。ええ・・・」

「え、嘘ですよね・・・」

本郷の連絡に、思わず携帯を落とした。

「ユキが・・・死んだ?」

香は急いでその場から離れ、自宅へと向かった。


 ???

「まったくさぁ・・・死んでもらっちゃあ、困るのよ?わかるかね、ユキ君」

いやわかんないか。そう僕は思いながら、手術台の上にユキを乗せる。

「君が消えるとね。一番僕が悲しいし、一番僕が困るの」

仮面を外し、史上最強のショッカーと全ライダーのメイン回路などを合わせて作った、究極の心臓を持ち上げる。

「もうずいぶんと歴史も変わってきている・・・これを投入しても問題ないよね」

EXASシステムを。ここはハートが生まれた場所である。

悲劇が繰り返された場所。

かつて、一文字隼人が仮面ライダー二号として誕生した場
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