プロローグ
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の子は怒りました。悲しみました。沢山泣きました。
もう女の子は人間ではありません。死んだ人と同じだったのです。
死んだ人は好きな男の子には会えません。抱きしめても貰えません。
でも、女の子は悪い魔女と戦いました。
何故なら魔女は沢山の人に呪いを撒いて不幸にするからです。
何故なら女の子は愛と希望の良い魔法使いになったのですから。
女の子は後悔しました。
大好きだった男の子は別の女の子ととても仲良くなってしまったのです。
女の子は男の子の怪我を治さなければ良かったと後悔しました。
そして、後悔した事も後悔しました。
女の子は後悔しました。
男の子と仲良くなった女の子。女の子はその子の事も助けた事があったのです。
女の子はその時にその子を助けなければ良かったと後悔しました。
そして、後悔した事を後悔しました。
女の子はとても後悔しました。
でも、女の子は悪い魔女と戦いました。
何故なら魔女は沢山の人に呪いを撒いて殺して呪って不幸にするからです。
何故なら女の子は愛と夢と希望の良い魔法使いだからです。
女の子は戦いました。
辛くても悲しくても寂しくても戦いました
何故なら女の子は良い魔法使いだからです。
例え死んだ人と同じでも女の子は良い魔法使いだから戦いました。
人間を殺し呪いを振りまく悪い魔女と戦いました。
そして女の子は気付きました。
魔女に噛まれても切られても殴られても刺されても焼かれても裂かれても・・・・・
まったく痛くないのです。
そうです、女の子はもう死んだ人と同じなのです。だから、痛みも感じませんでした。
何て素晴らしいのでしょう。
もう何をされても痛くありません。痛くないから怖くもありません。
最初は自分が魔女にやられていた事を、魔女にやり返しているのです。
女の子は次々と悪い魔女を追い立てて殺して行きました。
だって、女の子が魔女を殺さなければ沢山の人間が魔女に殺されるのですから。
女の子の親友は必死に女の子を止めました。
でも、次から次に魔女が現れるのです。魔女を倒さないと皆が殺されてしまうのですから。
女の子は考えました。簡単に魔女を倒す為に色々と考えました。
沢山魔女を殺す為に色々と考えました。
そして、上手く行くと少しだけ可笑しくて笑いました。
仲間の魔法使いも必死に女の子を止めました。
でも、今まで女の子を襲っていた魔女が女の子に狩られるのは、
正しい流転の形であって何も間違ってはいません。
別の魔法
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