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Fate/staynight/the/crossovermoment
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!と喚く。
が、一部の『マスター』は大義名分を得た。最高の笑を災厄の笑を零す。
「時間内迄に『マスター』の首を聖杯に捧げない場合・・・聖杯戦争を強制的に辞退させる!
反論は聞かないよ♪君達に拒否権は無い♪聖杯戦争に血を捧ぐんだ♪願望に囚われ汚れた血でね(笑)」
声の主の口調が・・・挑発的に変わった。聖杯戦争実行委員?聖杯に血を捧げる?意味不明だ。今回の聖杯戦争は狂ってる。元々、狂ってるが更に狂った聖杯戦争を誰が予想出来ただろうか?仕組まれた聖杯戦争の主導権は誰が握てるのか?興味を抱くが・・・少年は切り捨てた。
別に聖杯戦争が仕組まれた聖杯戦争でも・・・構わない。聖杯に生贄を捧げる?構わない。他人を傷付ける?構わない。聖杯戦争は再び『セイバー』を召喚する為の『セイバー』に会う為の建前だ。勝敗は二の次だ。『セイバー』を現世に世界に今に留められれば構わない。約束を果たす・・・約束を遂行する。俺の望んだ結末を迎える為に・・・俺は仕組まれた聖杯戦争に参加した。
「着いた・・・」
変な事を考えてると時間の流れが早いな。以前の俺が考えない以前の俺が望まない結末をオレハ望んでる。今の俺は前の俺は結局、何を求めて進んだのか?結論は出ない。
「士郎?」
「え、ああ、すまん。
入るか」
顔に出てたか?余計な心配をセイバーに掛けたくない。俺は無理やりに笑顔を作る。
久しぶりにショッピングモールに来たが意外と日本と変わらないな。並んでる商品、経営してる店は日本に比べ多いが普通に見て日本と大差ない。安心感が持てる空間、懐かしい空間は日本の空間を思い出させる。
「結構、広いな」
「服・・・服・・・私の・・・服」
独り言だよね?適当に歩けば収まると思うけど・・・出来れば元のセイバーに戻ってほしい。
てっ?ちょっと待てよ?・・・このシュチュエーションは・・・デートじゃねぇか!!!
ヤバイ、自分の顔が赤くなるのが解る!心臓の音が聞こえる!!
「さ、さ、さ、て・・・服屋は」
落ち着け!平常心を保て!!俺は何歳だ!18歳だ!子供じゃないんだ!!
高まる鼓動が収まらない。逆に跳ね上がってる!?周囲の音が聞こえない。自分の心臓の音が大き過ぎて他の音をかき消してる!歩けば落ち着く歩けば落ち着く!暗示を掛け再び足を前に出す。
「つ、つ、つ、着いたな」
「ええ・・・・・」
緊張が収まらない。緊張が俺の思考回路を支配する。店内に足を踏み入れ適当に適当に適当に服を見る。すると店内の看板が目に入った。内容は『男性客、お断り!カップルはOK!』え?嘘?
店員は俺達をカップルと判断してるのか!?確かに男女二人で確かに間柄的に言えば・・・当てはまる・・かも知れないが!俺の心臓は更に鼓動を早めた。マトモな状況判断が出来ない。思考回路は完全停止、俺・・・なんで服屋に居るの?
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