Life6 逆襲の紅
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答の程は・・・・・・?」
「本来であればソーナの様な美少女からの誘いを断る様な無粋さを露わにしたくはないのだが、遠慮させてもらうよ」
「・・・・・・・・・理由を聞いてもいいでしょうか?」
「別に深い意味が有る訳じゃ無いが、俺は人間である今のままでも満足しているからさ。別にソーナの眷属になりたくないと言う訳じゃ無いぞ?リアスだろうがサーゼクスさんであろうが、答えはNoだ」
「そうですか・・・。そこまで仰られるのであれば仕方ありませんね・・・・・・・・・・・・・・・ん?美少女?士郎君、先ほど私の事を美少女と言いましたか?もしや」
士郎の拒む理由に顔を俯かせたソーナだったが、士郎がさらりと言った言葉に確認を取ろうとする。
「?ああ、言ったが・・・・・・それが?」
「・・・・・・士郎君。そう言う言葉は、士郎君の恋人だけに言ってあげてればいいんですよ?」
士郎がモテるのは周知の事実同然であったため、ソーナは士郎には既に恋人が居ると思って話を進めていた。いくら素敵な男性に褒められようと、恋人付では空しいだけである。ところが・・・。
「ソーナ、それは嫌味か?俺に恋人なんぞ居ないし、出来た事も無いぞ」
「「えぇえええ!!?」」
「そんなに驚く事か?と言うか、真羅まで」
士郎の言葉の一部に、ムッとする椿姫。
「藤村君、会長は名で呼び捨てなのに私は姓なのですね?」
「ど、どうしたんだ?真羅」
また姓で呼ばれて、ムッとする椿姫。懲りない男である。
それに見れば、体の周りに怒りのオーラを纏わせていた。
数多の女性経験を持つ士郎からすれば、これは良くない前兆だと瞬時に理解できていたが、女心にまでは気を回せないでいる。本当に鈍い男である。
因みに、ソーナは今も直絶賛驚いている最中だ。
「・・・・・・・・・ハァ、言わないと分からないようですね?」
「す、すまない」
「呼び方です。私の事も椿姫と呼び捨てにして欲しいのです」
「?・・・・・・あー、そういう事か。別にかまわないが、なら俺も士郎でいいぞ?椿姫」
「!えっ、あっ、はい!それではこれからよろしくお願いします。士郎君」
「あ、ああ?これからよろしく・・・?」
よくわかっていない士郎だった。何所までも以下略。
因みに漸く驚きから抜け出したソーナは、士郎に食い付く。決して空気を読んで2人の会話の間に入らない様、自重していた訳では無かった。
「まさか士郎君に恋人が居ないなど夢にも思いませんでしたが、でしたら直の事彼女が出来た時にだけ言ってあげるべきです。その様な表面的なお世辞など・・・」
「お世辞なんかじゃないぞ?俺は本当にそう思っているさ。と言っても、それは椿姫にも言える事だ
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