Life6 逆襲の紅
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るゼノヴィア。
そんな彼女の下にリアスが寄り、耳元に内緒話をするように語り掛ける。
「だからね、ゼノヴィア。まず始めにゴニュゴニョ・・・・・・」
「・・・・・・・・・・・・・・・成程!そうか、有り難う!リアス・グレモリー!今夜にも早速、仕掛けてみるよ!」
まるで天啓を授かった聖女のように、生き生きとした笑顔になるゼノヴィア。
そんな彼女を見るリアスの表情は、悪戯好きの悪魔のような笑みだった。
(ウフフ、これで十分士郎に仕返しできるわ!)
などと考えていたが、隣に居る朱乃は彼女の考えなど手に取るように判っていた故、その助言によってどんな結末になるか予想出来ていた。少なくとも“逆転”する事は確かと言えるであろう・・・。
−Interlude−
そんなオカルト研究部がプールにて楽しんでいる頃、士郎は生徒会室にて生徒会の仕事――――情報整理を手伝っていた。とある事情による次いでとして。
今この生徒会室には、士郎以外には会長と副会長のソーナ・シトリーと真羅椿姫だけであった。
そんなソーナと椿姫は、士郎の事をたまにチラ見していた。
士郎自身、その行動理由を理解していたので、視線にも気づきながら黙って作業を黙々とこなしていた。
しかしながら、何故この2人が士郎にそんなアクションを起こすかと言うと、それ相応の理由があった。
それは数日前のサーゼクスの来訪日までに遡る。
サーゼクス及びグレイフィアと幻想殺し(士郎)は、兵藤宅に行く前にソーナにも報告した方が良いと言う表向きの理由から、生徒会室に来ていた。
本当の理由は会談終了まで、士郎に協力できるものが数名必要だと言う事で事前に相談した結果、リアスでもその眷属らでもなく、ソーナ・シトリーと真羅椿姫に白羽の矢が立ったのだった。
突如としての3人の来訪に生徒会メンバーは全員、酷く驚いていた。
その後に直、動揺を抑える間もなくソーナと椿姫の2人と共に別室に行き、会談の件と士郎への協力を頼まれたのだ。無論、2人に正体を明かして。
勿論、幻想殺しの正体が士郎であることにも驚いていた。誰が信じられようか、相当なハイスペックとは言え一般人で同じクラスメイトだと思っていた男子学生が、コカビエル戦でとんでもない働きをした規格外な魔術師であるなどと。
一応、他の生徒かいメンバやリアス・グレモリー及び眷属らにも正体を明かすと言う事だそうだが、とある事情により2人以外には会談後と言う事に成っているのだ。
そして現在、その正体を隠していた規格外魔術師こと幻想殺しは、順調に作業を熟し続けていた。
そんな士郎の姿を見ていたソーナは、堪らずに質問をぶつけたい衝動に駆られていた。
そして――――。
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