Life6 逆襲の紅
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の眷属となったゼノヴィアに一定以上の愛情を持つようになってきたリアスの本音だった。
「ああ!貴女の助言を実践していこうと思ってな。で、続きだが。そこで、友達となったクラスメイトの一人である桐生から、士郎さんに対する自身のよく解らない感情について相談したら、その感情は“恋”らしいので躊躇わずアタックしていこうとしたら、すべて躱される、色っぽいシチュエーションになっても気づかれないと言った感じで、困っていたんだ」
「あれ?さっきの回想だけじゃないのかい?」
堪らずに聞く祐斗。それはそうだ。まだ一月どころか、半月も経過していないのだから。・・・・・・そんな暇あったか?
「同じクラスの女子生徒でアーシアを除けば、最初に友達になったのが桐生だったんだ。うん、初日でなった」
ゼノヴィアの話を聞き届けたリアスは、ため息をつく。
「士郎に恋をね・・・。なら一つアドバイスと言うか、彼の致命的な欠点を教えてあげるわ!」
「なっ・・・・・・!あの人に、そんなものが有るのか?この学園に来て未だ日が浅いが、私にも士郎さんの完璧超人性は理解しているぞ?」
そう、藤村士郎は駒王学園内では、完璧性を誇っており故にモテる一因にもなっているのだ。
とは言っても士郎は実質、テレビゲーム上で言う経験値を引き継いだ2週目の主人公の様なモノ。
故に士郎からすれば、自分に付いて往ける生徒に尊敬の意を表していた。
「だけどあるのよ・・・。あまりにも残念な部分が、ねぇ?朱乃」
「ええ、そのおかげ?もあって、彼は未だに恋人ゼロとの事ですわよ?」
「え?そうなn「何ですとぉおおおおおおおおおお!!?」ん?」
朱乃の発言に食い付いたのは、ゼノヴィアでは無く一誠だった。いや、食い付きはしたが、盛大に被せられた。
「マジですかっっ!?朱乃さん!」
「え、ええ、少なくとも私が知る限りでは、知りませんわ」
「よっしゃぁあああああああああああ!!!これで俺が先に童貞卒業すれば、ある意味俺の方が先輩だぜ!!」
朱乃からの確認の言葉を確かに聞いた一誠は、雄たけびを上げる。正直、喧しい。
そして、そんな一誠を放っておいて話を続けるリアス。
「イッセーは放っておいて話を続けるわよ?それで、士郎の致命的欠点と言うのが“鈍感”なのよ。あまりにも」
「?解せないな。士郎さんは人の機微には鋭い筈だが?」
「あら?ごめんなさい。誤解させるつもりは無かったんだけど、要するに!他人から受ける好意に対して鈍感なのよ。特に異性からの情愛となれば、尚更ね」
リアスの口から告げられた言葉に、衝撃を受けるゼノヴィア。
「そ、そんな!なら、私はこれから如何すればいいのだ・・・」
少々大げさな態度で絶望す
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