Life6 逆襲の紅
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に白目で一誠を見ている。
そんな絶体絶命の最中にも、ゼノヴィアが起きるまで僅かに彼女の胸を上に置いて掌を、僅かに動かしていた。
−Interlude−
あの後、ゼノヴィアの説明により誤解の解けた一誠は、今ようやく正座から解放されていた。
「ハァ、漸く解放されたぁ」
「すまないな、私のせいで」
「そもそもゼノヴィアは、如何して祐斗と一誠に相談していたの?」
そんな2人に当然の疑問をぶつけるリアス。
「それは・・・だな、士郎さん事なんだ――――」
〜回想〜
「――――ふぅ、いい湯だった」
ゼノヴィアは、浴場から出て体の水気をふき取り寝間着に着替えてからドアを開いた。髪を乾かすのは、与えられた自室に戻ってからの様だ。
「あれ?士郎さん?」
ドアを開き廊下を出たすぐ先に、何と士郎がいた。寝間着とタオルを持って。
「もしかして、覗いていましたか?」
などと、茶化して聞いて見るゼノヴィア。こんなセリフが彼女の口から出るのは、新たな人生に慣れてきている証拠でもある。
「そんな訳がないだろう。気配で君が、そろそろ出る頃だと察知したから来たんだよ」
などと、簡単に言う士郎。
(だからそんな事、普通の一般人は出来ないんですよ!・・・・・・でも、藤村組の人達の半分くらいは出来るんだが・・・・・・・・・私がおかしいのか?)
口にもできずに、終いには自分の常識を疑うゼノヴィア。
「兎に角、次入らせてもらうぞ?ゼノヴィアも早く髪を乾かして寝るんだぞ?徹夜は女の子の肌には大敵だろう?」
そんな彼女を放って、横を通り過ぎ脱衣室に入っていく士郎。
それを見送ったゼノヴィアは、士郎の耳の良さを警戒したので心の中で思った。
(わ、私の色香に魅力は無いのかっっ・・・・・・!!)
そんな風に歯噛みする思いだった。
〜回想、終了〜
「――――と言う事が合って自信を失ってたんだが、2人の正直な言葉で取り戻せたと言う訳さ」
「理由は判りましたけど、ゼノヴィアさんは如何して藤村先輩にそんな風に接しているんですか?」
此処までの事を語ったにもかかわらず、アーシアのみが察することが出来ずに疑問をぶつける。
「いや、それはだな・・・。元々自身の体には自信があったモノの、主に使えるものとして女性の喜びをすべて投げ捨ててきたから今迄どうも思わなかったが、悪魔に転生して新しい人生を歩き始めた私は、同い年のクラスメイトの女の子とも付き合いだした上で、女性としての喜びも取り戻そうと躍起になっていたんだ」
「あら?いい傾向じゃない!」
元教会の戦士とは言え、今では自分
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