Life6 逆襲の紅
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。そして――――。
「――――私に士郎さんの共同作業をさせてください!士郎さんと、子作りがしたいんです!!」
ゼノヴィアのランクアップした言葉に喜ぶのではなく、本当に頭痛が起きているのではないかと錯覚させるほど、頭を押さえて苦虫を潰したような顔をする士郎。
「――――ゼノヴィア。それは誰に吹き込まれた?」
「え?それ・・・は・・・」
ゼノヴィアは気圧される様に、一、二歩後退する。
現在士郎の背後から黒いオーラを垣間見えたからだ。
「・・・・・・・・・・・・・・・リアス・グレモリーにです・・・」
売った。チクった。
そうしなければ、自分のみが危ないのでは?と、頭の中で警鐘が鳴り響いたからだ。
「・・・そうか。ククク、やってくれるじゃないかリアス!可愛い後輩を巻き込んで来るとはな!」
何やら果てしなく誤解をしている士郎。
「あ、あの・・・士郎s「ゼノヴィア」わひゃい!?」
真正面から両肩を掴まれるゼノヴィア。
「夜も遅いし、女の子の肌には夜更かしは大敵だ。送るから早めに寝なさい。い・い・ね?」
その言葉に、ゼノヴィアは神速で首を上下に振る。
「いい子だ」
そうやって、自室まで送られていくゼノヴィア。
あまりの急転直下の出来事に、彼女のドストレートな告白はうやむやな形となった。
この事がいずれ、色々と問題となる事など士郎は予感すらできていなかった。
因みに、言うまでも無いが次の日、リアスは士郎から長時間の説教を受ける事に成った。
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