暁 〜小説投稿サイト〜
有栖キャロの小学校物語
第11話 ボードゲームの筈ですが何かが違う………
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ないですね………

「わ、私から引くわ……」

恐る恐るカードを引く夏穂ちゃん。
はたしてどんなカードが………

「明日一日猫耳カチューシャを付けて、言葉の最後に猫の鳴き声を付けて一日過ごす………って何よこれ〜!?」

「カチューシャ」

「あっ、佐助ありがと………って違う!!」

渡されたカチューシャを地面に叩きつけました。

「諦めろ、罰ゲームは絶対だ。従わないとみんなの命令を聞かなくちゃいけなくなるぞ?」

「うっ………」

暫く静かになり、覚悟を決めたような顔になりました………

「真白ちゃんは何でした?」

「わ、わ、私は……」

そう言って私に見せてくれたカードには、

『髪型をアフロで過ごそう』

「………えっと………ガンバ」

「ううっ………」

真白ちゃんが可哀想です。

「私は………1位の人のメイドになれ!?」

「1位って僕だから………ええっ!?」

「ええっ、やだよ!恥ずかしいよ!!」

「僕も結構恥ずかしいような………」

「それは私が嫌って事………?」

「何でそうなるの!?」

ルーちゃん、まんざらでも無いんじゃないですか?

「まあ前よりはマシな罰ゲームだな。みんな、それぞれ罰ゲームしっかりやれよ」

「「「もう絶対にやらない!!」」」






次の日、猫耳カチューシャを付けた夏穂ちゃん、アフロのかつらを被った真白ちゃん、メイド服を着たルーちゃんが学校にいました。
3人ともかなり目立っていて、見物客が多くやってきてました。

その事を詳しく話したいのですが、3人に固く口止めされたので、いつかの機会に………
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