暁 〜小説投稿サイト〜
有栖キャロの小学校物語
第11話 ボードゲームの筈ですが何かが違う………
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レットを回します。

「5だね………一気にカードを3枚引く!?」

うわっ、天国と地獄に分かれるマスです。

「カードを引くよ…………あっ、最後がイベントだ。えっと自分の誰かとカードをランダムで交換するか、所持金を交換する。私は借金だからカードにします。相手は……キャロ!!」

うえっ!?私ですか!?

「さぁ、キャロは1枚だからそれね。キャロもこの二枚から選んで」

ううっ、せっかく良いカードだったのに………
私が引いたのはさっきエリオ君が使っていた緊急回避です。

「キャロのカードは……うそ!?私は早速このカードを使うわ。天国地獄。全てのプレイヤーは所持金と借金の金額を交換する」

「「うそおおおおおおお!?」」
「「「いやったー!!」」」

ああ、もっと後で使おうと思っていたのに………

「俺は関係無いな」

エローシュ君は0円ですからね。

結果的に………

エローシュ君……………0円、カード2枚
私……………150万、カード1枚
夏穂ちゃん……………500万、カード1枚
佐助君……………?5000万、カード1枚
エリオ君……………?1200万、カード1枚
ルーちゃん……………6900万、カード1枚
真白ちゃん……………600万、カード2枚

このような感じです。

「次は私ですね。回します」

真白ちゃんがルーレットを回してます。

「5です。………あっ、プラス1000万だ。しかもカードも1枚引ける」

真白ちゃんは地味にプラスマスを何度も引いてるような気がします………









15ターン目………

人生ゲームは進み、15ターン目となりました。

所持金は相変わらず変動が余り無いですが、皆カードを貯めています。
このターンで借金の人は罰ゲームです。

一体何が待っているのか………

ちなみに今の所持金とカードは………

エローシュ君……………?1700万、カード4枚
私……………?400万、カード4枚
夏穂ちゃん……………200万、カード3枚
佐助君……………?5300万、カード3枚
エリオ君……………?1000万、カード5枚
ルーちゃん……………4800万、カード2枚
真白ちゃん……………2000万、カード6枚

こんな感じです。

って真白ちゃん、カード6枚って………

「よし………」

エローシュ君が息を飲み、ルーレットを回しました。

「俺の駒は……カードマスだな。カードは……イベント」

来ました。
エローシュ君はここで勝負を仕掛けてくると思います。

「イベントの内容は所持金消失、全プレイヤーの所持金を0にする。ただ、借金のプレイヤーは関係無い」

「待
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