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転生とらぶる
マブラヴ
0889話
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斯衛に比べて随分とこの真壁とか呼ばれている男に関しては親しげな感じだな。
 恐らくは小さい頃からのお付きだとかそういう感じなんだろう。
 それよりも……

「前々から思っていたが、妙に俺と恭子を一緒に行動させたがるよな? 何を企んでいる?」

 無難なところでは、俺が女好きだという噂を聞いてそこに日本の五摂家の1つでも崇宰家の要人を送り込もうとしている……といったところだろうが……
 いやまぁ、既に女好きと言われても否定出来ない状況になっているのは事実だから、その件に関しては特に言い訳をするつもりは無いが、だからと言って義務感で俺に抱かれようとしているような相手に興味を持つかと言われれば、答えは否だ。

「別にこれといって何も? 恭子の件に関しては、純粋に崇宰家の次期当主候補としてアクセルと面識を持っておいて欲しかったというのが理由であって、それ以上の意味は無いよ」
「……白陵基地での模擬戦では結局お前が来なくて恭子だけがやってきたが?」

 一応、といった風に尋ねるが、崇継はその柔らかな印象のままに首を傾げてから口を開く。

「あの件に関しては、別に他意はないよ。城内省と飛鳥計画の件で緊急の打ち合わせが入ってね。私としては、模擬戦とは言ってもシャドウミラーの戦いを直接自分の目で確認出来なかった事が残念でならないかな」

 さて、この言葉をどこまで信じていいものやら。
 崇継から感じる、シュナイゼルと似た雰囲気。
 それを思えば、2重、3重に何らかの意図が含まれていてもおかしくはない。……いや、寧ろ当然と言ってもいいだろう。
 だが……

「取りあえず今はいいか。恭子とは結構話が合うしな。少なくても友人としてはいい関係を築けていると思うし」
「それは何より。……さ、では料亭に行こうか。向こうでもこっちを待っているだろうしね。真壁、車の用意を」
「は」

 そうして送迎用の車に乗り、京都の一画にある料亭へと向かうのだった。





「へぇ……また、随分といいところだな」

 料亭の中を進みつつ、思わず呟く。
 廊下から見える庭はいかにも和風といった様相を呈しており、見る者の心をどこか落ち着かせる。
 さすがに政治家やら何やらが利用する場所と言うべきだろうな。

「そう言って貰えると、私としてもここを選んだ甲斐があるよ。ここは以前からお気に入りの店でね。この景色もそうだが、料理の味も一級品なんだよ」
「いやですわぁ、斑鳩様。そんなに褒められても何も出ませんよ?」

 案内をしている女将が、嬉しげに笑みを浮かべつつそう返す。
 俺という存在がどういう存在なのか知らない筈もないのだろうが、それでも全く態度に出ない。
 この辺は高級料亭の女将としての嗜みなんだろう。
 確かに居心地
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