暁 〜小説投稿サイト〜
ストライク・ザ・ブラッド 〜神なる名を持つ吸血鬼〜
追憶の惨劇と契り篇
46.無力なる神意
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の声を聞き取ろうとすると柚木は何かに満足したよう表情へと変わり、彩斗の腕に抱きついてくる。

「うん。無茶なことはしないよ」

「急に抱きつくんじゃねぇ! 離れろつうの!?」

「抱きついてるんじゃなくて支えたあげてるんだよ。感謝しなさいよね」

 ダッフルコートのせいであまりわからないがほのかに柔らかな感触が腕に伝わってくる。
 まずい!?
 意識してしまうとまた顔が熱くなってくる。

「また、真っ赤に染めちゃって。ほんと彩斗は可愛いね」

「うるせぇ!」

 彩斗は知ってはいけない真実を知ってしまった。それは今まで動くことのなかった歯車を巻き込んで動き出した。もはやそれは止めることなどできないほどに規模を広めてしまっていた。何か一つを止めれば連動して動きが止まるほどこの事件の歯車は簡単なものではなかったのだった。
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