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有栖キャロの小学校物語
第10話 初めての動物園です
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します!」

うう、もう終わりですか…………
名残惜しかったですが、私はお兄ちゃんに下ろされてしまいました。

「どうだ?」
「うわぁ、可愛い…………」

いいなぁエリオ君…………

「レイ、わ、我も…………」
「夜美も見たいのか?そうだな………………流石にその年で肩車は恥ずかしいだろうからおんぶにするか?」

「あ、ああ!それでいい!!」

夜美お姉ちゃんは嬉しそうに、エリオ君を降ろしたお兄ちゃんの背中に乗りました。
その後、フェリアお姉ちゃんが背中に乗り、私と何往復かしてから次に移動しました。

パンダ、恐ろしいです!!





あの後、順に動物園を回って行きました。

キリンにゴリラ、カバにワニ。

色々と回り、既に夕方。
楽しい時間はあっという間に過ぎていきました。

「お母さん、この亀のぬいぐるみとワニのぬいぐるみが欲しい」
「どっちも大きいじゃない…………どうやって持って帰るのよ………」

「ゼストが持つ」

「俺はメガーヌの車イスを動かすから無理だ」
「宅配にお願いする」

「だけど駄目です。部屋にも一杯あるじゃない」
「新しいのも欲しい!」

ルーちゃんは粘ります。
よっぽど気に入ったのでしょうか…………?

「エリオも何かあるか?ちゃんとフェイトからお金も預かってるし、好きなのを買っていけ。後、ハラオウン家に何かお土産買っていってあげな」
「はい!!」

「あっ、私も行きます!」

私は走っていくエリオ君を追いかけました。








「エリオ君は何を買うの?」
「先ずはお土産から。……………どれにしようかな…………」

洋菓子から和菓子と種類は色々、お土産はとても充実してました。
私も何にしようかな…………?

「…………あっ」

キョロキョロと周りを見てみると、そこには可愛い動物の写真立てがありました。

「これいいね」

いつの間にか後ろにいたエリオ君が言いました。

「そうですね、私もそう思います」

もうこれにしようかな……………
他にも何種類か買えば複数の写真を入れられるし……………

「よし、決めた!」

これにしよう!!








「そうだ、せっかく来たのだから写真取りましょう!」

お土産も買って、後は帰るだけという所でメガーヌさんが提案しました。

「そうですね、せっかくだしそうしますか」
「僕、カメラ買ってくるね!」

ライお姉ちゃんが売店に走っていきます。

「さて、写真を撮るならどこにする?」
「私、パンダが良い」
「僕も!」
「私もパンダが良いです!」

「そうか、ならライが来たらパンダの所へ行くか
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