第9話 秘密基地って男の子のロマンなのですか………?
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密基地は男のロマンだぜ!!」
「そうだ…………」
まあ僕もそういうのに憧れたりするけど…………
「それに、ここは俺達しか知らない…………」
「えっ、そうなの!?」
「エリオ、その意味分かるか?」
2人だけなのに、僕に教えてくれた……………
ってことは…………
「僕を秘密を明かしても信頼出来るって評価をもらえたってこと?」
「何だ、その遠まわしな言い方……………要するに『親友』だからってことさ!!」
「親友…………」
「そう、俺も佐助もお前にだったらここの秘密を教えて上げてもいいって思ったんだ」
佐助もこくこくと頷いている。
「2人共…………」
僕は嬉しかった…………
今はキャロやルーみたいな友達はいる。親友だって思ってる。
だけど、面と向かって言われたのは初めてだ…………
「おいおい………」
「エリオ…………」
「あれ?僕…………」
泣いている…………?
「何だ?前の学校では友達いなかったのか?」
「エローシュ、直接過ぎ…………」
「いや、いいんだ。僕にとっての友達はキャロとルーしかいなかったから…………」
僕は涙を拭きながらそう言った。
「ありがとう2人共、僕、本当に嬉しいよ!」
この学校に転校してきて本当に良かった。
今度、レイ兄にもお礼を言わなきゃ……………
「それじゃあ、親友になった証として、エリオにもお宝本を教えないとな………」
「お宝本?」
「エリオもエロ紳士同盟の仲間入り…………」
「エロ紳士同盟?」
何だろう?
関わるなって体が警鐘を鳴らしてる気がする…………
そんな時…………
「「それは駄目(です)ー!!」」
二人の女の子が部屋の中へ入ってきた。
「取り敢えず、中の様子を探ってみましょう」
静かにドアノブを動かし、少し覗ける位まで開けるルーちゃん。
こうなると私の探偵心にも火が付いてきます!!
「任せて!私、一言も聞き漏らさないように聞いてるから!!」
「キャロ、うるさい!」
………………ごめんなさい。
『ようこそ、俺達の秘密基地へ!!』
エローシュ君の声が聞こえます。
ここは秘密基地だったのですか………
『ってここはどこ!?』
流石のエリオ君も動揺しているようです。
『どこって、俺達の秘密基地だけど…………』
そういうことを聞きたかったのではないと思うのですが…………
『いや、そういうことじゃなくて、さっきまでステージ下を歩いていた筈なんだけど………』
『それなのに何でこんな部屋があるってことか?』
エリオ君の口調からして、どうやらとても信じられないような光景
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