第9話 秘密基地って男の子のロマンなのですか………?
[2/6]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
たの?」
「着いた」
着いたって…………
ここに連れてくるために呼んだの?
「ちょっと待って」
そう言って、佐助君は物の横に行き、力一杯押し始めた。
「こんなに高く積んであるのに一人じゃ動かないんじゃ…………」
そう言った矢先、物は簡単に左にずれ、空いたスペースに1つのドアが現れた。
「ここ………」
そう言って佐助は中に入っていった。
「あっ、待って!?」
僕も急いで佐助を追った……………
「埃っぽい………」
「何でこんなところに…………」
体育館の倉庫を探していた私達でしたが、どこにも人の気配は無かったので、ステージまでやってきました。
そして、見つからない場所を考えると、下に行ったのではないかという結論に至り、こうしてステージの下へ来たのですが…………
「イタ!?……………もう邪魔……………燃やす?」
ルーちゃんは足を抑えて物騒な事を呟きました。
「ルーちゃん!!そんな事したら体育館全て燃えちゃうから!?」
「ちっ…………」
舌打ちしましたけど、冗談ですよね?
そんな時…………
「あれ?あそこだけ、高くまで物が積まれてる………」
私は他の場所とは違う、高く物が積まれている場所を見つけました。
と言っても、気づいていれば直ぐに見つかる位分かりやすかったのですが…………
「行ってみよう」
ルーちゃんも怪しいと思ったのか、直ぐに行こうと言ってきました。
私達は足元に気を付けて進みます。
すると…………
「これは……………」
そこには一つのドアがありました…………
「ようこそ、俺達の秘密基地へ!!」
部屋に入ると、そこは普通の部屋が…………
「ってここどこ!?」
「どこって、俺達の秘密基地だけど…………」
「いや、そういうことじゃなくて、さっきまでステージの下を歩いてたはずなんだけど………」
「それなのに、何でこんな所にこんな部屋があるかって事か?」
僕は激しく頷いた。
真ん中に先生達の会議室によくある横長の机が2列並んでいて、それを囲む様にパイプ椅子が並んでいる。一番奥にはテレビとゲーム機が置いてある。
部屋の横脇には長い棚があり、そこには漫画やゲームソフトなど、様々な物が置いてあった。
「まあ驚くのも無理ないか…………俺達もここを作るのに結構時間がかかったからな」
「テレビやゲームをここに運び込むのに苦労した……………」
「机やイスは体育館の物を失敬した。一杯あるし、行事でもない限り、こっちに来たりしないからな」
「流石にやっていいことと悪いことはあると思うんだけど………」
「いいじゃないか!秘
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ