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ハイスクールD×D 〜聖人少女と腐った蛇と一途な赤龍帝〜
第4章 俺の幼馴染とテロ屋さんが修羅場すぎる!
バレンタイン特別SS とある年のバレンタイン
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と、俺が口の中のチョコを飲み込むと同時に、待ってましたと言わんばかりに先程と同様の方法でチョコを差し出してくる白音ちゃん。
「……」
「……」
これを合わせて残っているポッキーは17本。……長い戦いになりそうだぜ。
「お疲れ様、イッセー」
「おぅ……」
今俺は火織の部屋の椅子に座ってうなだれていた。黒歌姉、龍巳、そしてまさかの伏兵の白音ちゃんを乗り越えてようやくここまで辿り着いたぜ。長く厳しい戦いだった。っていうか白音ちゃんには完全に油断してたせいもあってもう精神的な疲労が半端ない。でもそれらの誘惑を乗り越えついにここまでやって来た!
「で、火織もその……今年もくれるのか?」
「まぁ用意はしてるけど、流石にもうお腹もいっぱいなんじゃない?」
「そ、そんなこと無い無い! まだまだ食えるって!」
俺はその言葉に慌てて椅子から立ち上がり、ベッドに腰掛けていた火織に詰め寄った! ここまで来たのに火織に、好きな女の子にお腹がいっぱいだからチョコを貰えないとか、そんなことあっていいはずがない!
「ふふっ、イッセー、そんながっつかなくても」
「あっ」
そこで気付いた。俺慌てるあまりいつの間にか火織の肩に両手を置いて鼻と鼻が触れ合いそうなくらい顔を接近させちまってた!
「ご、ごめん火織! 俺つい!」
「もう、本当にイッセーはエッチよねぇ」
「うっ……」
俺は急に恥ずかしくなり、そのままぺたりとその場に座り込んでしまう。そんな俺に火織は苦笑すると、机の引き出しからラッピングされた箱を1つ取り出して渡してきた。
「はい、どうぞ」
「あぁ、ありがと」
ようやく最後に来て普通にチョコを渡されたよ。いや今までが異常過ぎたんだけど。というわけで早速包装を解いて中身を見よう。なんたって今日一番楽しみにしてたことだからな。少しでも早く火織のチョコが食べたい!
そして手早く包装を解き、少し大きめの箱を開けた………………瞬間!
ビヨ〜〜ンッ!!
「うひゃあっ!?!?」
「ぷっ、あっはっはっはっ!! 『うひゃあ』だって! あっはっはっ!」
箱の中からピエロの人形が飛び出してきた!? っていうかこれってチョコじゃなくてびっくり箱じゃねぇか!!
「火織ぃっ!」
「あっはっはっ! ごめんごめん。でもみんなも色々サプライズ用意してたし、私も何かしかけてみたくって。……でもまさか『うひゃあ』って、イッセーちょっと驚きすぎ!」
そう言ってお腹を抑えてなおも笑い続ける火織。
「そんな笑わなくったっていいじゃねぇか。楽しみにしてたのに……」
「ごめんって、そんな拗ねないでよ。
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