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ハイスクールD×D 〜聖人少女と腐った蛇と一途な赤龍帝〜
第4章 俺の幼馴染とテロ屋さんが修羅場すぎる!
バレンタイン特別SS とある年のバレンタイン
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お菓子が20本くらい挿してあった。そして何が豪華だったかというと
「すげぇ! これ全部味が違うのか!?」
そう! ポッキーのチョコ部分の色が全部違っていたのだ!
「はい! 中のクッキーも手作りなんですけど、チョコも全部で18種類の味付けを作ってみました!」
マジでか!? じゃあこれマジで全部手作り!? やべぇ! めっちゃ嬉しい! そりゃさっきまでの2人のチョコもあれはあれで男として嬉しかったのは否定しないけど、それとは別種の嬉しさだ!
「えっと、じゃあ早速貰っていい?」
「はい、とりあえずそこ座ってください」
と言って指されるのは床においてある例の人を駄目にするクッションだ。白音ちゃんはこれが好きなようで部屋に4つも置いてあったりする。
という訳でその内の1つに腰を下ろすんだけど……
「じゃあ失礼します」
「えぇっ!? 白音ちゃん!?」
い、いきなり白音ちゃんが膝の上に横座りで乗ってきたぁっ!?
「ちょっ!? 白音ちゃん!?」
「黒歌姉さまと龍巳姉さまのあのチョコ食べたんですよね? ……なら私もこのくらい良いじゃないですか」
うっ……それを言われると
「という訳で私が食べさせてあげます」
「ってどういう訳!?」
繋がってない! 前後の文脈が繋がってないよ白音ちゃん! って
「あの、白音さん? あなたは何をしておいでなのでしょうか?」
いかん、あまりのことに変な口調になっちまった。でもしょうがないって! だって食べさせてくれるって言ってたからてっきり黒歌姉みたいにあ〜んってされると思ったのに、白音ちゃんがいきなりポッキーの先を咥えたと思ったら、反対側をこっちに差し出してきたんだから! っていうかこれって
「
ふぁい
(
はい
)
、
ど〜ひょ
(
どうぞ
)
」
やっぱりか!? っていうかこのポッキーゲームまがいのことをしろと!?
「あの、白音ちゃん……」
じ〜っ
「いや、だから……」
じ〜っ
「その……」
じ〜っ
「……」
じ〜っ
ぱくっ……
視線から来る無言の圧力に負け、差し出されるポッキーを咥えてパリポリと食べ進む。そして唇と唇が触れ合いそうになった所でポッキーを折り、顔を離して口の中身を咀嚼する。
「……」
「……」
いやそんな不満そうな顔されましても。あのまま白音ちゃんが咥えてた部分まで食べ進めろとでも言うつもりかこいつは。っていうか白音ちゃん、こっちが食べ進める間もじっと俺の顔見てくるもんだから恥ずかしいやらドキドキするやらでせっかくのチョコの味に集中できないし。
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