暁 〜小説投稿サイト〜
ハイスクールD×D 〜聖人少女と腐った蛇と一途な赤龍帝〜
第4章 俺の幼馴染とテロ屋さんが修羅場すぎる!
バレンタイン特別SS とある年のバレンタイン
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ゃんの部屋は全体的に薄いピンク色で統一されていて、さらに各所にフリル地などがあしらわれた、4姉妹の中でも一番女の子してる部屋だ。でも俺は知っている。部屋の入口すぐ横のクローゼットの中は龍巳に負けず劣らずオタク空間が広がっているのを。っていうか白音ちゃんは友だちを部屋に呼ぶときのためにこういった普通の部屋にしてるらしいんだけど、だったらパソコンの前のペンタブとトレス台も隠そうぜ。その2つだけが部屋にマッチしてないからさ。というか学校の連中も白音ちゃんがオタクだってこと知ってるだろうに。隠す意味あんのかね?
で、そんな部屋の中心にいた白音ちゃんは部屋に入ってきた俺に近付いて来ると
すんすん
いきなり俺の口元に顔を寄せてきて匂いをかぎ始めた!?
「な、何!? どうしたの!?」
「……お兄ちゃんの口元から黒歌姉さまと龍巳姉さまの匂いがします」
「えぇっ!?」
俺はとっさに口を抑えて口臭を確かめる。でもチョコの匂いしかしないよな?
「す、するか?」
「私鼻はいいんです。……あのチョコ食べたんですね」
「うっ、2人のチョコ知ってたのか?」
「まぁ一緒に作りましたから」
な、なら知ってて当然か。でも
「直接口つけて食べてはいないからな?」
「当たり前です。そんなことしてたら今ここで殴ってます」
あはははぁ〜、冗談に聞こえねぇ。
「(でもあのチョコを食べたのなら、私もちょっとくらい良い思いしても……いいですよね?)」
「ん? なんだって?」
「いえ何でも。それよりお兄ちゃん、私のチョコももちろん食べてくれるんですよね? それとも……もしかしてもうお腹いっぱいですか?」
「まさか! ちゃんと白音ちゃんのも貰うよ。っていうか高1の、それも運動部男子の胃袋なめんなよ?」
まぁ龍巳や白音ちゃんほど大食いでもないけどな。っていうか2人のどこにあんな量の飯が入るのか未だに不思議だぜ。
「えっと、じゃあ……」
そう言って先程までの超至近距離から少しだけ離れる白音ちゃん。その両手は部屋に入っていた時からずっと後ろに回されていた。つまりそれは黒歌姉や龍巳のように突拍子もない物が飛び出してくる可能性が低いということで……白音ちゃんは毎年同様普通のチョコくれるようでよかったぜ。
「ハッピーバレンタインです、お兄ちゃん!」
そう言ってにっこりしながらこちらに差し出してきたのは
「おぉっ!」
定番のラッピングされた箱や袋ではなかったけど、それ以上に豪華なものが出てきた! 差し出されたのは1本のリボンが巻かれたおしゃれなガラスのコップ。そしてそのコップには棒状のクッキーにチョコをからませたもの、いわゆるポッキー状の
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