プロローグ 異世界に来ちゃった
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……はははは。
「ところで、君は名前は? 僕はティミだよ」
?自己紹介してきてるね、ど、どうせ気のせいだし答えておこう。
「俺は椎良、草薙椎良だ」
「シイラかー、よろしくね!」
?ティミと名乗ったゼリーはプルプルしながら返答してくれた。
?気のせいじゃなかったわ。
?友好的なゼリーみたいなので、聞きたいことを聞くとするか。
「な。なあ、ここはどこなんだ?」
「え? ここは、マイラ草原だよ?」
「マイラ草原? 初めて聞いたんだけど……」
「あー、そうか、この世界に召喚されて間もないんだね」
?召喚?
どういうことだ?
「えーと、ここは、アンリュード。この世界はそう呼ばれてるよ。で、僕は案内人みたいなものだよ」
「アンリュード? この世界?」
「うーん、イマイチわかってないみたいだね。えーとね、君は、君がもともと住んでいた世界から、このアンリュードに召喚されたんだよ」
?……は!?
?召喚?元の世界から?
?別世界なのかここは?
?嘘だろ、そんなことがあるわけが無いよな!?
「驚いてるみたいだね、でも、それは事実だよ。ここは君の住んでいた世界とは違う。言うなら異世界だね。」
「そんなことって……」
?そんなことって、
?あるわけないだろ。
?あ、でもこの金色の草原と目の前のでっかいゼリーが、現に存在してるんだからあるのか。
?複雑だ。
?これからのことに恐怖を感じているけど、それだけでなく何が起こるのか、気になってしまう。
?ああ、元の世界に戻りたいと願うより、この世界で面白いことが起こらないか願ってしまう。
?まぁ、折角異世界来たんだし、楽しむか。
?そして、持ち前の図太さを発揮し、異世界に来てしまったことを受け止めた。
?そして、辺りには金色の草の揺れる音と、ゼリーのニュルニュル音で包まれた。
?そして改めて思った。
?……どうやら俺は異世界に来てしまったようだ。
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