プロローグ 異世界に来ちゃった
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。
?一寸先は闇だ。
?そんなありえない状況の中、さらに10数分歩き続けた。
?大体その頃から、俺に言いようのない恐怖が襲い始めた。
?何かがおかしい、こんな事ある筈がない、こんなに長い路地の一本道が俺の住むこの街にあるとは思えない。
?それに、まだ昼過ぎなのに
?俺は幻覚でも見ているのか。
?それとも、夢を見ているのか。
?いや、それはない。こんなリアルな夢があるわけが無い。
?嗚呼この恐怖は、この道はいつになったら終わるのだろうか。
?興味心なんかでこんなところに入り込まなければよかった。
?今更ながら俺の好奇心旺盛な性格を恨んだ。
?……と。その時だった。
?俺が進んでいる方角から、光が差し込んできた。
?その光は、まるで希望の道だった。
?俺はなんのためらいもなく、その希望の道をたどった。
?そして、その終着点にたどり着いた。
?そこは、少し開けた場所であった。
?中心には井戸があった。
?その、終着点を喩えるなら、大きな井戸。
?その井戸の中の中心部にさらに井戸があると言えばわかるだろうか。
?その中心にある井戸から、光は漏れていた。
?どうやら、先程から見ていた光は、この井戸の中から漏れていた光のようだった。
?すこし周りを見てみたが、井戸以外には特に何もない。
?俺は井戸を調べることにした。
?その井戸には、はしごが付いていた。
?まるで、これを使って降りろとでも言っているかのようだった。
?当然のごとく俺は降りた。
?言うまでもないが、光はかなり眩しく、目を開けていることができないほどだった。
?目を閉じても、光が認知できた。
?俺は目を閉じながら、ゆっくりと下に降りていった。
?しばらく降りていくと。目を閉じていても光を感じることはなくなった。
?目を開けると温かい光が俺の目を焼いた。
?焼いたとは言っても、別に痛いわけではない。
?なにか。こう、心地のいい感覚に襲われるのだ。
?光は出ているのに、眩しいと感じるわけではない。不思議と俺はその光を許容していた。
?下に降りれば降りるだけ、温かい光が俺を包み込んでいく。
?そして。
?ある時、とても強い光に包まれた。
?突然で、俺は手で目を覆った。
?そして。はしごから手を離してしまった。
?俺は落ちていった。
?俺は死ぬんだな、と直感で悟った。
?長い長い井戸の中を光に包まれながらゆっくりと落ちていく。
?光が俺を地面に誘うかのように。
?ゆっくり落ちているというのは俺の脳が勝手にそう感じているだけだろう。
?走馬灯も
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