プロローグ 異世界に来ちゃった
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だけど、こんなところ東京にあったのか……。
?俺はいつもの通り、
?学校を出て、
?直進し、
?突き当たりの角を右に曲がり、
?またしばらく歩いて、
?角を左に曲がった。
?いつもの通りの道なのに、なぜ見知らぬ通りに出てしまったのか。
?考え事していたから道を間違えた?
?いや、でも、それにしてはおかしくはないだろうか。
?少し間違えたからって、外国のような通りに出ることはないだろう。
?でも、ダメだ……まるで小説の中のような出来事で……ワクワクしてきた俺がいる……。
?興味心が抑えきれない……ここで引き返せば、元の道に戻って何事もなく帰れる……。
?ここはもしかしたら危険かもしれない、ヤクザとかの溜まり場かもしれない。
?でも、興味が……俺の中の中二病心がくすぐられる……。
?決めた、しばらく見て回って、危険そうならすぐに引き返して家に帰ろう。
???
?ある程度見て回ったんだが、特に何もない。
?人の気配もないし、
?建物も、どれもこれも同じ赤レンガ倉庫のような建物。
?なにも面白いものはなかった。
?ほぼ全ての道を散策したが、
?行く先々、最終的に、袋小路でどこも道は短かった。
?でも、俺はまだ入っていない路地がある。
?この通りに入ったとき、右手に見えた狭い路地だ。
?幅は狭くとも、先は長いかもしれない。
?まぁ、そんなことはないんだろうけど、せっかくなら見ていこう。
?……。
?そして俺はこの通りの入口(決めた)にたどり着いた。
?やはり。このまで歩いてきても別の道はなかったからこの路地が最後だろう。
?どうせすぐに、戻ってくるから平気だろうから、この邪魔な鞄をここに置いていくとしよう。
?俺は、体が生まれつき弱い。
?だから、脂肪もあまりないし、筋肉もない。
?今まではこんな体の弱い子に産んでくれた母親を憎んでいたが、今は感謝している。
?こんな狭い路地に入っていくことのできる俺を産んでくれてありがとう母さん。
?多分、俺のクラスメート、誰一人この路地に入ること出来ないだろうな。
?草薙だから、出来たこと。
?うーむ。それにしても、この路地狭い割には長いな。
?もうかれこれ5分は歩いてるのに、全然終わりが見えない。
?いつまで歩いていればいいんだろうか。
?引き返そうか。
?……いや、ここまで来て引き返すのはどうかと思うな。進もう。
?……それから、10数分歩き続けた。
?俺が歩いている道にはもう光はなく、上を見ても、右を見ても、左を見ても、振り返ってみても暗闇が広がっている。
?かろうじて、俺の足元は微かに見える
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