四話
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会見の様子を見て
「コメント数すげ〜」
と呟いていた。
「お前も答えろよ」
この後も記者から様々な質問をされることとなり、彼らの心労がピークに達しそうになったが、その前に時間となり、記者会見が終了された。
会場から出て、疲れた表情を押し込めながら廊下を歩いていると、彼らを拍手で迎える集団がいた。
口々に「ありがとう」という感謝の言葉を言いながら出迎えた彼らは、ウンディーナ基地で見捨てられるはずだった民間人達だったのだ。
「……」
集団の中にいた少女が、手紙のような物を持ってマヤの元へ小走りに向かい、その手紙を直接手に渡す。
折角貰った手紙なので、マヤは手紙を開いて中を見ると、「ありがとう」という感謝の言葉が綴られていた。
これを見て不覚にも泣きそうになるが、それを誤魔化すようにその子の頭を撫でる。
それを皮切りに、次々と大人達がチームラビッツの元へ向かい、感謝の言葉と共に握手をしたり、抱擁をしたりした。
目の前の護れた光景に泣きそうになるイズル。それを茶化すが、言葉が若干震えているケイ。それを驚いた表情で見るタマキ。動揺した表情で皆からの感謝の言葉と行動を受け入れているアサギとスルガ。そして、頬に一筋の涙を流すマヤ。
この教え子達の光景を、スズカゼは微笑みながら見守っていた。
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