アインクラッド編〜頂に立つ存在〜
第十一話 それ故に・・・
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どその姿に魅入られてしまう。
数分後、ボス部屋前の回廊に立っていたのは、ソレイユだけだった。
砕け散るポリゴン片が舞う中でソレイユは前髪を右手でかきあげながら妖しく微笑んでいる姿は、その容姿も相まって見たものを悉く魅入られてしまう美しさがあった。
勝ち目がないと思われていた戦いは思わぬ結果に終わった。ソレイユ一人の圧勝。ダメージを負うことなくあれだけのモンスターを一掃してっしまったのだ。普通のプレイヤーには到底なしえぬことだった。そんななしえぬことを刀一本でなしてしまう。それがソレイユというプレイヤーである。そのため彼はある異名で呼ばれるようになった。
それは、数多のプレイヤーが認めたプレイヤーであるということ。畏怖の念を抱かせるほどの実力者であるという証。常軌を逸脱した異常者。剣を握る化け物。たった一人で、フロアボスを打倒した剣士。
それ故に、いつのころからかプレイヤーたちは、畏怖の象徴として彼をその名で呼び始めた。剣の頂に立つ者という意味を込めて、天蓋の化け物である証として。そう―――――
――――――≪剣聖≫、と
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