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転生とらぶる
マブラヴ
0888話
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産型Wに命令を出し……結局それ以降は特に捕虜に対して攻撃をする者もいなく、中国軍そのものも戦術機で俺達に対して攻撃しても無駄だと判断したのか、大人しく降伏していく。
 唯一戦艦だけは最後まで抗う様子を見せていたが、ブリッジの真横をT.T.キャノンのビームで撃ち抜き、同時にファントムでブリッジを囲んでやったら大人しく降伏してきた。
 こうして、台湾に対して攻撃する為の中国軍は、戦艦や戦術機母艦を除いて海に出る事も出来ずに全面降伏し、戦いは終わるのだった。





 中国での戦いが終わってから10日程。俺の姿は日本にあった。
 中国に関しては、未だにその処遇で色々と揉めている。
 まず中国共産党上層部は、統一中華戦線が行ったあの声明に関しては自分達は全く与り知らぬ事であり、台湾に対して攻め込んだのも軍部の暴走であるという態度を崩していない。
 なら台湾に対して向けた宣戦布告の声明は何だったのかと言えば、一部政治家の暴走とか何とか。
 当然そんな事が他の国々に容認される筈もなく、意図的に重慶ハイヴのBETAを誘き出した件もあり、現在の中国共産党上層部は第3者的な立場という事で、シャドウミラーから派遣された量産型Wがつきっきりで監視している。
 ……ようは、SEED世界のロゴスと同じような立場になった訳だな。
 で、その間に今後の中国をどうするかをこの世界の者達で決めようとしている。
 だが、そこで当然の如く揉めに揉めた。
 まず真っ先に名乗り出たのはソ連。同じ社会主義国家であり、自分達が治めれば混乱は少ないと主張している。
 次に当然の如くアメリカ。国力に最も余裕がある自分達こそが中国を庇護に置くのに相応しいと主張している。
 そして韓国。鉄原ハイヴが理由でこのような騒動が起きたのだから、自分達が責任を取る。もし自分達の要望が叶うのなら大東亜連合を抜けてもいいとまで言っているが……これに関しては世界中から溜息と嘲笑を持って迎えられている。
 今回の騒動の発端となった台湾については、2度と中国共産党と関わるのはごめんだとばかりに何も言っていない。まぁ、シャドウミラーとの貿易が以前よりも活発になったので満足してるんだろう。BETAの死体を使った取引に関しても、その立地上無くなるという事はないし。
 そして、最後の1国が……

「やあ、アクセル。遠いところを良く来てくれたね」

 目の前にいる、俺を出迎えた斑鳩崇継が所属する日本帝国だった。
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