マブラヴ
0888話
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体だけに、戦術機の中ではそれなりの性能を持つが、あくまでも戦術機は戦術機でしかない。くれぐれも間違って撃破したりしないように気をつけろよ。それと鉄原ハイヴの方にはシャドウとメギロート、イルメヤを搭載したニヴルヘイムを送っているから、心配はいらない」
そう告げ、転移区画からマブラヴ世界のオーストラリアへ。そしてオーストラリアにあるシャドウミラーの基地から泉州市の港近くへと転移が完了する。
目の前には、無数の中国人とその中国人達が動かしている戦術機トレーラーや、戦車、あるいは歩兵が存在している。そして中国軍が向かっている先にあるのは複数の戦術機空母。
中国軍は、光の繭を光らせて突然転移してきた俺達の姿にただただ呆然としているしかない。
それを見ながら、俺はオープンチャンネルを開けて意図的に中国軍へと通信を聞かせる。
そう、自分達が誰と敵対したのかを思い起こさせる為に。そして、中国軍の士気をへし折る為に。
「シャドウミラー全軍、攻撃開始。中国軍の傲慢をこれ以上許すな。全ての兵器を破壊し、自らの愚かしさを教えてやれ。嘲笑する虐殺者、ニーズヘッグの名の下に!」
ニーズヘッグの名の下にって言っても、実際は殺さないように命令してるんだけどな。
だが、向こうの士気を低下させるのにわざわざ生かして捕らえろと言う訳にもいかない。だからこそ、戦場に転移してくる前にわざわざ命令を下したのだから。
今回は早朝で、しかも緊急だということもあってこっちの戦力自体はそれ程多くない。
メギロートやシャドウ、イルメヤを搭載したニヴルヘイムは鉄原ハイヴの方に援軍として向かわせている関係上、シロガネが指揮を執っている。
それ以外にはいつもの幹部達と、今回が初陣のスティング、アウル。
メギロート、イルメヤ、シャドウの3機種はいつも通りだ。
特にイルメヤに関しては今回の作戦ではかなり期待している。
今も、視界の先ではイルメヤの尾から放たれたスパイダーネットが戦術機を雁字搦めにして動けないようにし、あるいは戦車にも絡みついて動けなくなっているのだから。
生け捕りにするという意味では、かなり便利な性能なんだよな。
シャドウはビームガトリング砲が戦術機の頭部や手足を吹き飛ばし、あるいはプラズマ・バックラーで手足を吹き飛ばしてダルマ状態にしていく。
メギロートに至っては、円形のサークル・レーザーを放って1度の攻撃で戦術機の四肢と頭部を纏めて吹き飛ばし、あるいはMSのシールドでさえ噛み千切る歯で戦術機の手足を噛み砕く。
勿論無人機だけではない。幹部の機体もそれぞれがコックピットを外すようにして攻撃が行われ、四肢を破壊して身動き出来ない状態にする。
もっとも、機体性能……より正確には武器の性能の違いで思い切り手加減する必要が出来
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