第4話 ネタばらし?・・・
[2/4]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
て判った事は、原作の世界に俺と言う異分子がアンドリュー・フォークの中に入ったと言うことだった。
宇宙暦796年5月25日自由惑星同盟首都星ハイネセン 宇宙艦隊総司令部作戦参謀部
内心の落胆を隠して、アンドリュー・フォークとして仕事(軍務と言うべきかな)をしていて気づいたことがある。
『アンドリュー・フォークってメッチャ優秀!』
いや驚いたのなんのって、フォークって原作やアニメでは小物感丸出しの人物として描かれていたものだから侮っていたんだけど士官学校主席卒業は伊達じゃない。
軍官僚としての仕事をテキパキとしか表現の仕様のないくらい進めていけるのだ。
こんな優秀な人物がまるで小物のように思えてしまう原作主人公(ヤン・ラインハルト)や主要人物はチートだと改めて思ったものである。
そんなチートキャラを相手に原作知識があるだけの俺が勝てるわけがない。
「やはり、チートであるラインハルトやその部下たちには、同じくチートであるヤンやビュコック・ウランフ達にお願いするしかない!」
そんな決意の元、原作ブレイクのために俺はさまざまな部署に連絡を入れていった。
(もちろん一番連絡をしたいヤン・ウェンリーには他の参謀連中が敵対視しているので作戦参謀部からはムリ、個人的伝手も無いためできなかったが(泣)・・・)
・
・
・
宇宙暦796年8月11日自由惑星同盟首都星ハイネセン 宇宙艦隊総司令部司令長官室
ロボス宇宙艦隊司令長官は上機嫌だった。
なにせ今度の遠征作戦が成功すれば、ライバルだったシトレ元帥を追い落とし、念願だった統合作戦本部長になれるのだから。
そんな彼の元に目をかけているフォーク准将が「どうしても閣下に聞いて頂きたいことがござします。お時間を頂けないでしょうか?」とやけに追い詰められた表情で言ってきたのでなてなとは思いつつ快諾した。
(これからが本当の正念場だ、この人を説得できなければ何も始まらない)
「元帥、お時間をいただきありがとうございます。早速ですが、今度の遠征作戦は大失敗に終わる可能性しかありません!」
ロボスはキョトンとした顔だったがみるみるうちに真っ赤になり鬼のような形相で怒鳴った。
「ふざけるな!馬鹿にしておるのか貴官は!大体この作戦はフォーク准将、貴官の発案だろうが!」
「その通りです。小官はあえて失敗する案を作りました。その理由をお聞きいただいた上で今一度ご判断ください。」
幾分、冷静さを取り戻したロボスに説明をしていった。
1、戦いのおいての三大要素が無いこと
2、焦土作戦を取られる可能性が大
3、同盟軍全体としてのモラルハザード及び同盟市民からの信用失墜
4
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ