・番外編・ X778 アルトとリサーナ2
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ナツはフェアリーテイルに戻り、犯人捜しを試みた
ナツ「誰だー!!盗んだのーっ!!!」
グレイ「卵が消えたって?」
カナ「私は知らないよ」
ナツ「ラクサスおまえかーっ!!」
ラクサス「興味ねえ」
アルト「エルザ、お願いだから吐きだしてよー!」
エルザ「オイ・・・少し飛んでないか?話が」
リサーナ「ミラ姉、卵知らない?」
ミラ「知らないわよ・・・ナツが自分で食ったんじゃないの?」
ミラの一言に怒ったナツが暴れだす
グレイやエルザも巻き込み、そのまま乱闘になってしまった
アルト「でも・・本当、卵どこ行っちゃったんだろう・・」
リサーナ「卵・・・」
喧嘩に参戦しなかったアルトたちが卵の行方を心配する
エルフマン「ナツ、アルト、リサーナ・・・ごめん!盗んだ訳じゃねーんだ」
するとそこに、卵を抱えたエルフマンが現れる
ナツ「あ、卵!!」
アルト「エルフマンが見つけてくれたのか!?」
エルフマン「いや 三人だけじゃ、あたためるの大変かなって思って・・・夜、冷えるし・・・でもオレ、魔法うまく使えねーから恥ずかしくて一人でこっそりやってたんだ」
ナツ「そうだったのかー!!」
リサーナ「ありがとう、エルフ兄ちゃん!!」
卵が見つかって喜ぶナツたち
そして、エルフマンからナツが卵を受け取った瞬間、卵に大きなヒビが入った
ナツ「ヒビが入った・・・!!」
アルト「ついに生まれるのかー!!」
「おおっ!!」
「おいっ、どけよ!!」
「バカッ、あまり押すなっ!!」
他のギルドメンバーも卵の前に集まる
少しずつ殻が割れ、中から出てきたのは羽の生えた青い猫だった
ナツ「おおっー!!」
アルト「猫!?」
リサーナ「わあっ!!」
青い猫はよろよろと飛びながら、ナツの頭の上に乗る
リサーナ「かわいー!!」
「あい」
元気な声でそう言った猫は、ナツに抱きかかえられ、ギルドメンバーたちの注目の的となった
リサーナ「見て・・・アルト」
アルト「?」
リサーナがギルドの皆を指さす
リサーナ「ナツもエルザも皆さっきまでカリカリしてたのに・・・あんなに嬉しそう、なんか幸せを呼ぶ青い鳥みたい」
アルト「うん、そうだね・・・みんな笑ってる!!」
ナツ「よーし、こいつは幸せを呼びそうだから・・・名前は『ハッピー』だ」
ハッピ
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