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大陸の妖精
・番外編・ X778 アルトとリサーナ
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!!」


同時 まだ幼かったナツが、自分の身体よりふた回りほど小さな卵を抱えてギルドに帰ってきた




マカロフ「卵だぁ?そんなもん一体どこで」


ナツ「東の森でひろったんだ」



アルト「おっきい卵だな!」


ナツの抱える卵の大きさに目を丸くするアルト


卵の事を聞きつけたグレイたちもやってくる



ナツ「孵すためにもってきたんだ!」


アルト「何の卵だろう?」


ナツ「決まってるじゃねーか!ドラゴンだよ!ドラゴンの卵!!」


アルト「ドラゴン!?」


ナツ「見ろよ、この辺の模様とか竜の爪みてーだし」


ナツが嬉しそうに卵の模様を指さした



アルト「う・・うーん・・・そう・・だね」


グレイ「いや、どう見たって違げーだろ」



ナツ「とりあえず孵してみれば分かるんだよ!!つー訳で、じっちゃん!ドラゴンを誕生させてくれ」


アルト「マスターお願い!」


マカロフ「何を言うか、ばかもん」


目を輝かせるナツとアルトにマカロフが丁寧に語る



マカロフ「この世界に生命を冒?する魔法など無いわ、生命は愛より生まれるもの、どんな魔法もそれには及ばぬ」


アルト・ナツ「「・・・・・」」


マカロフの言葉を聞き、ナツとアルトが顔を見合わせ、口を開く



ナツ「何言ってるかぜんぜん分かんねえ」


アルト「強くなるには魔法より愛を鍛えればいいの?」


マカロフ「ガキには早すぎたか」



エルザ「つまり、孵化させたければ一生懸命自分の力でやってみろという事だ」


頭にハテナマークを浮かべるアルトたちにエルザが歩み寄る



エルザ「普段 物を壊す事しかしてないからな、生命の誕生を学ぶにはいい機会だ」


ナツ・グレイ「「エルザ!!」」


ナツ「い・・いたのか」


グレイ「オ・・オレたち、今日も仲良くやってるぜ」


エルザの姿を見たナツとグレイが素早く肩を組み、エルザから離れる



アルト「エルザ、おかえりなさい!」


エルザ「あぁ、ただいまアルト・・・少し暑いな、水を持ってきてくれ」


アルト「あ、うん・・分かった!」


エルザの頼みを聞き入れたアルトが水を持ってこようとカウンター席に向かう途中



「待ちな、アルト!!」


綺麗な声がアルトの足を引きとめた



アルト「み、ミラさん・・・」


ミラ「アルト、お前はいつからエルザ派になったんだぁ?お前はアタシのしもべだと何度言ったら・・・」


ミラが文句を言いながらアルトに歩み寄る


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