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大陸の妖精
眠れる塔の女騎士
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マ)から引っこ抜くアルト




ジェラール「!!」


アルト「エルザはフェアリーテイルの魔導士だ、お前なんかに絶対渡さん」


冷静な口調でジェラールに言い放つアルト



エルザ「アルト・・・!?」


アルト「こんなとこで何してんだよエルザ、早く帰っていつもみたいに皆で仕事行こうぜ」


にこやかな表情で言うアルト



エルザ「ス・・スマン・・体が・・・動かなくて」


アルト「へぇ・・・」


何時に無くしおらしい態度のエルザを見て、アルトはイタズラ心溢れる表情を浮かべる



アルト「こんなに女らしいエルザって珍しいな・・・なんか可愛い・・・ぷぷっ」


エルザ「なっ・・お前はこんな時に何言ってるんだ!!/////」


アルト「エルザ可愛いエルザ!!!」


エルザ「お、おいやめろ!からかうなっ・・・/////」


エルザが頬を染め、抗議する



エルザ「アルト・・・今すぐここを離れるんだ・・・」


アルト「やだよ、エルザを見捨てて俺だけ帰るなんて出来るか・・・それに」


そう言ったアルトはジェラールを睨みつける



アルト「エルザをこんな目に遭わせたアイツを俺は絶対に許せねえ、このふざけた塔ごとぶちのめす!!」


エルザ「よせ・・相手が悪い・・・お前はあいつを知らなすぎる」


アルト「知らなきゃ勝てないもんなのか?」


エルザ「頼む・・・言うことを聞いてくれ」


目に涙を浮かべ、弱々しい声で言うエルザ



アルト「エルザ、ごめん・・・今だけはエルザの言うこと聞けないわ」


そう言ったアルトはエルザを持ち上げ



エルザ「!!?」


エルザの腹を殴り、気絶させた



アルト「だって・・・今から俺がお前の悪い夢、全部ぶっ壊さなきゃならねえからさ」


気絶したエルザをその場に丁寧に寝かせ、ジェラールと向かい合うアルト



ジェラール「火竜(サラマンダー)に並ぶ傍若無人ぶりだな・・身動きできねー仲間を痛めつけて満足か」


アルト「・・・エルザが泣いてた」


その身を震わせ、拳の甲に青筋を浮かべるアルト



アルト「弱音を吐いて声を震わせていた・・・エルザが悲しんで流す涙なんか、もう二度と見たくねぇんだよ・・・」


するとアルトは憤怒の感情を込めた瞳でジェラールを思いっきり睨みつけた




アルト「エルザを泣かせるモンは全部俺がぶっ壊す!!悪い夢から目が覚めた時、いつものエルザでいてほしいからだ!!」



ジェラール「面白い、見せてもらおうか大陸の魔導士の力を」



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