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大陸の妖精
運命と聖なる光
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る・・・それが運命(デスティニー)だ」


エルザに対しジェラールは被っていたフードを取り、冷静に言った



ジェラール「正確に言えばあと7分だ・・あと7分でエーテリオンはここに落ちる、この7分間を楽しもう、エルザ」


エルザ「今の私に怖れるものは無い、たとえあと何分でエーテリオンが落ちようと、貴様を道づれにできれば本望」



ジェラール「行くぞ!!!」


剣を構えるエルザにジェラールが怨念のようなものをぶつけて攻撃する


しかしエルザはそれを華麗にかわし、怨念を斬り捨てる



ジェラールは飛び上がるエルザの腹部を狙い、衝撃波で吹き飛ばす



吹き飛ばされたエルザは、塔の壁を突き抜けて落下するが、一緒に落ちてくるガレキを足場にして再びジェラールに斬りかかる



エルザ「せっかく建てた塔を自分の手で壊しては世話がないな」


ジェラール「柱の一本や二本、ただの飾りにすぎんよ」


エルザ「その飾りを造る為にショウたちは8年もお前を信じていたんだ!!!!」


怒りを込め、剣をふるうエルザ



ジェラール「いちいち言葉のあげ足をとるなよ、重要なのはRシステム・・・その為の8年なんだよ」


そう言ったジェラールは右腕に魔力を込める



ジェラール「そしてそれは完成したのだ!!!!」


エルザ「ぐっ・・!!」


ジェラールの放った怨念がエルザの体にまとわりつく



ジェラール「!!」


しかしエルザは自慢の剣技で怨念を全て斬り払う



エルザ「はぁ!!」


ジェラール「ぐあ」


エルザの攻撃がジェラールの腹部をとらえた



ジェラール「(これが・・・あのエルザだと!!?)」


攻撃を受け、ひるんだジェラール


エルザはその隙をついてジェラールを取り押さえ、首元に剣を突き付ける



ジェラール「くっ」


エルザ「お前の本当の目的は何だ?本当はRシステムなど完成してはいないのだろう?」


ジェラール「!!!」


エルザ「私とて8年間何もしてなかった訳ではない、Rシステムについて調べていた・・・確かに構造や原理は当時の設計図通りで間違っていない・・・しかしRシステムの完成には肝心なものが足りてない」


ジェラール「言ったハズだ・・・生贄はお前だと・・・」


エルザ「それ以前の問題さ、足りてないものとは魔力・・・この大がかりな魔法を発動させるには27億イデアもの魔力が必要になる・・・これは大陸中の魔導士を集めてもやっと足りるかどうかというほどの魔力」


確信づいた事を言われ、冷や汗を流すジェラール



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