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大陸の妖精
運命と聖なる光
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エルザが斑鳩を討ち取った同時刻




同じく三羽鳥を討ち取ったアルトとナツたちが合流していた


シモン「アルトレア!!」


アルト「よう、お前らも無事だったか」


シモン「三羽鳥はどうした!?」


アルト「まだ一人倒しただけだ、残る二人はまだ見つかってねえ・・・」


するとアルトがシモンに負ぶさっているナツを見て言う



アルト「ナツがやられたのか!!?」


シモン「いや、グレイと二人がかりで三羽鳥の一人を倒した後、気を失っただけだ」


アルト「じゃあ、グレイはどこにいるんだ?」


シモン「グレイも相当なダメージを負っちまってな・・・青い猫に塔から連れ出してもらってるんだ」


そう言ったシモンが突然腹を押さえて苦しみだす



アルト「お前、ケガしてんのか!?」


シモン「ぐっ・・オ・・オレの事はいい・・・よく聞けアルト」


シモンがアルトを見据えて言った



シモン「さっきショウから通信があった、エルザが三羽鳥の一人を討ち取ったとな」


アルト「じゃあ、俺たちとナツたちがそれぞれ一人ずつ仕留めたから・・・」


ルーシィ「三羽鳥は全滅ね!!」



シモン「ルーシィとジュビアはナツを連れてこのまま脱出しろ、ウォーリーとミリアにもこの塔から脱出しろと指示を出しておいた」


シモンに指示されたルーシィとジュビアは気を失っているナツを二人で抱える



シモン「残る敵はジェラール一人、そこにはエルザが向かっている・・・あいつは全ての決着を一人でつけようとしてるんだ」


ルーシィ「えっ・・全ての決着って・・・!?」


アルト「(やっぱり・・・か)」


シモン「あの二人には8年にわたる因縁がある、戦わなければならない運命なのかもしれない・・・だが、ジェラールは強大すぎる・・・頼む、エルザを助けてくれ」


アルト「断る」


シモン「!!?」


アルトの冷静な言葉を聞き、シモンが驚愕する



アルト「俺が口をはさむ問題じゃねえよ・・・エルザならジェラールを倒してくれる、そしてきっとジェラールを改心させて連れ戻してくれるよ」


シモン「それこそ無理だ!!エルザではジェラールに勝てない!!」


アルト「何だと!?お前もエルザを信じてねえのか!!?」


シモン「違う!!!倒す倒せない以前の問題なんだよ!!!あいつは未だにジェラールを救おうとしているんだ!!!オレにはわかる、あいつにジェラールを憎む事などできないから!!!」


アルト「だからこそ、エルザがジェラールを改心させてくれる事を信じるべきじゃねえのかよ!?」



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