修行編 その五
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んて用意していない事も看破して、この部屋で寝泊まりしてもいいと言ってくれた。
それも俺の勉強が終わるまで使ってもいいとも言ってくれた。
俺達は水鏡に感謝しつつその恩に甘えた。
その次の日。
新しい門下生という事で水鏡塾に通っている生徒に紹介された。
そこで驚いたのが通っている子が全員少女という事だ。
その中には諸葛孔明や鳳統や法正。
その他にも有名な軍師になる名前がちらほらいた。
後になって水鏡に聞いてみると歳は三〜四歳くらいしか変わらないらしい。
いや、あの幼女体型みたら八〜九歳くらい下に思うだろJK(常識的に考えて)
男で年上で背が高く(この時一七〇くらいだったが孔明達から見れば充分大きい)そして極めつけに刀持ち。
第一印象で皆を脅えさせてしまった。
唯一、話しかけてきたのは法正くらいだ。
彼女は孔明や鳳統といつも一緒にいる。
二人と違い結構活発な女の子だ。
最初にその子とよく話をして、俺が見た目より怖くない事を皆に言ってくれたらしい。。
何より授業を一緒に受けて、何も分からない俺が問題の答えを聞かれ慌てふためく姿を見たおかげで怖いというイメージはすぐになくなった。
四ヶ月も経てば皆と仲良く勉強する仲までになっている。
男は俺だけだが。
ギャルゲーで女だけの学校に男の主人公が転入してくるというのがあったのを思い出し、その時主人公はもの凄くテンションが上がっている描写があったが、実際体験してみるとテンションは上がる。
裏手で修行を終えた俺達に法正が声をかけてくれる。
「関忠さ〜〜ん!
ご飯ができましたよ!」
「今行くよ!」
そう言ってぐぅ〜、とお腹が鳴るのを無視して走る。
「ったく、元気だなお前は。」
後ろで師匠がそんな事を言っているがご飯になれば元気になる。
それも孔明達が作ったご飯となれば。
この水鏡塾は勉学だけではなく料理の方も勉強している。
故に昼ごはんなどは門下生で作るのだが、彼女達のご飯が非常に美味い。
毎日食べても飽きないくらい美味い。
既に教室には作られたご飯が並べられている。
師匠と俺は席に着くと、いただきますという合掌して食べ始める。
今回は麻婆豆腐がメインの昼ご飯だ。
一口食べる。
うん、美味い。
俺は修行の後という事で他のと違い大盛りだ。
それでも他の皆より早く食べ終わる。
食べ終わり、洗面台にお皿を持っていき孔明と勉強していた本を持って勉強する。
俺は勉学は苦手だ。
それは前の世界でも同じだ。
麻奈は孔明を超える知力があると言ったが正直これは武より期待できない。
現に本と睨めっこして必死に考えている。
一同、食べ終わり休憩してから授業が再開される。
最初と比べれば孫子などの兵法書や経済書など理解できるようになったが孔明達と
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