第151話
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かる。
青みがかった脳漿の前足が愛穂の身体を抉りにかかる。
咄嗟に制理を桔梗の方に突き飛ばす。
桔梗は慌てて制理を抱き留める。
だが、ティンダロスの猟犬が愛穂の身体を抉る事はなかった。
抉る直前、愛穂が首から下げているお守りが光り輝く。
愛穂と制理と桔梗の三人を囲むように光の輪が出現する。
その光の輪のおかげなのか。
襲い掛かってきたティンダロスの猟犬はその輪に触れた事で後ろに吹き飛ぶ。
ちょうど、出口側で待機していたもう一体のティンダロスの猟犬にぶつかる。
出口を邪魔をしているのが居なくなった。
「今の内に!!」
今度は桔梗が制理の手を引っ張って愛穂と共に裏路地を出る。
逃げながら光を失ったお守りを愛穂は強く握る。
(恭介、ありがとう。)
三人は引き続き警備員の第七学区支部まで走る。
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