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ソードアート・オンライン 蒼藍の剣閃 The Original Stories
ALO編 Running through to take her back in Alfheim
Chapter-11 不可避の現実
Story11-1 帰還と現実
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「んじゃ俺天ぷらそば。
おばちゃん! いるー?」
「いるよ。
注文は?」
「天ぷらそばと肉そば1つずつ。そんだけ」
「そうかい。少し待っとくれよ」
おばちゃん――店長さんの奥さん――を呼んで注文したあと、俺たちは話を花を咲かせた。
「顔広いな……シャオン。
そう言えば…………俺、お前のリアルネーム知らないな」
「え? 俺一度だけ言ったけどなぁ」
「ごめん、忘れた」
「ったく…………俺の名前は光崎聖音。
ニックネームはセイだ」
「改めて……俺の名前は桐ヶ谷和人。
カズって呼んでもらってかまわない」
「なら……カズ、お前どこ住んでんの?」
「ここから自転車で7分ぐらいのとこ」
「ほー……俺とあんま変わらないな」
ここにきてそばが到着。
会話もすすりながらになる。
「アスナ、どうなの?」
「まだ目覚めてないんだ」
「……そうか」
ズルズル
「何も情報がないからなぁ……どうしてなのかも分からんしな」
「さすがにアインクラッドではないと思うけど」
「茅場があそこで嘘をつくとは思えないしな」
「同感」
ズルズル ズルズル
「…………今日、クリスマスなんだよな…………」
「そうだな……病院には全く関係のないことだけど」
「クリスマスプレゼントでいいから、桜華を目覚めさせてくれないかな」
「無理だろうな」
ズルズル
「ごちそうさま。セイ、俺は先に帰るよ」
「おう。どうせ俺食い終わっても店長さんと長話だからな。
一応割り勘だからな。払ってからいけよ」
「分かってる」
和人はポケットからお金を出すとレジにおいてお釣をもらって出ていった。
それからすぐに俺も食い終わり、レジにお金を置いた。
「今日はタダにしてやるよ」
「え?」
「今日、お前の誕生日だろ?」
「そうそう。16才の誕生日」
「あら……聖音君大きくなったのね。
もう16だなんて」
「この2年苦労しましたから」
「おばちゃんケーキ作れないから……そば代で勘弁してね」
「ありがと。んじゃ、また来るよ」
「また来いよ!!」
俺は外に出た。
「お前、今日誕生日だったんだな」
和人の声。
「ああ。16才の誕生日なんだ」
「そうか…………ホントはフローラにも祝ってほしかったんじゃないのか?」
「バレてるか…………
そうだな。ホントは桜華に祝ってほしかったよ。
おめでとう、ってあの声で言ってほしかった」
「…………セイ、俺は帰るよ。じゃあな」
「
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