4、人形になるなんて真っ平ごめんよ。
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うに、アルマが首を傾げた。
そう、よね。
寂しい、思ってるだけじゃ、なんか嫌だ。
「……なんでもないわ。ねぇ、アル。時に相談なんだけど。貴方、ダンスは得意?」
「何……?」
アルマがあからさまに顔をしかめた。ちょっと、唐突過ぎたかもしれない。
でもきっと、これが最後だから。
せっかく知り合えたのに、会えなくなる、きっと、私はそれが寂しいのだ。なら、また会える機会をこちらから作ればいい。
「私と一緒に踊ってくれない?」
紳士が淑女に手を差し伸べるようにすれば、アルマは驚いたように固まった。
そんなアルマにミヤコは更に続けて言う。
「一緒に仮面舞踏会に行ってくれませんか?」
悪戯が成功した子供のように笑った。
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