主人公の資格 そのA
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(民家があるから大技は使えないけど・・・・・・)
霊夢としては夢想封印とかで決めたかっただろうが、『経済力』を停滞させないために人里の被害は最小限に押さえたかった。
だが、いくら通常弾幕だと言ってもジョルノにとっては危険そのものなのだ。
「――――『ゴールドエクスペリエンス』ッ!!!」
ジョルノは覚悟を決める。そう、真っ向から立ち向かう『覚悟』だ。
「無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄!!」
とにかく、手当たり次第に弾幕を相殺していく。
「無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄!」
だが、数が多い。それは分かりきっていた事実だ。
「無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄・・・・・・」
次第に圧倒的物量数に押されたのか、霊夢の耳に届いていたジョルノのラッシュ時のかけ声は遠のいていく。
「無駄無駄・・・・・・・・・・・・」
「・・・・・・ふふ、何が無駄よ。無駄なのはあんたの努力じゃあないの」
霊夢はジョルノの声が消えていくのを聞きつつ弾幕を展開し続けながら皮肉気にそう言った。
そして完全にジョルノの声が聞こえなくなった――――。
「これで終わりね。無駄な手間をかけさせてくれた代わりに1000倍で返して貰おうかしら」
――――と霊夢が言い終えた次の瞬間。予期しなかった出来事が起こったのである。
「WRYYYYYYYYYYYYYYYYYY!!!!」
「なァァーーーーーーッ!!?」
なんと、霊夢の予想とは裏腹にジョルノは霊夢の弾幕を全て撃ち落としたのだ!! しかも、彼は霊夢の目と鼻の先にいるッ!!
一体どういう原理だ、と霊夢がジョルノの後ろを見ると――――。
「そ、そうかッ!! 『竹』を生み出して、足場にッ!!」
何本もの竹がジョルノの体重を支えるように、霊夢の目の高さまで伸びていたのである! 竹は生物の中で成長速度がトップスピードッ! 加えてジョルノの『GE』で更に成長を加速させ、飛び上がるような推進力を得ながら竹はジョルノの体を霊夢のいる高度まで押し上げたのだッ!
「さて、好き勝手言ってくれましたね・・・・・・努力が無駄だとか」
「・・・・・・ッ!!」
「僕の努力が無駄かどうか、その目で確かめろ」
と、霊夢はいつ取り出したのか小銭をジョルノ前に突き出し
「『レッド・ホット・チリ・ペッパー』ッ!!!」
と、初めて『スタンド』の名
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