主人公の資格 その@
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ボスとジョルノの幻想訪問記18
あらすじ
紅魔館へ向かう途中のジョルノと妹紅を襲ったのは光の3妖精と氷の妖精の4人だった!
苦戦しながらもジョルノの機転や妹紅の勇気によりこれらの障害を乗り越えることが出来た!
その後チルノは無駄無駄ラッシュをされ、3妖精は鋭い痛みがゆっくりやってきて再起不能へ!
* * *
ボスとジョルノの幻想訪問記 第18話
主人公の資格@
3妖精を倒したジョルノはすぐに妹紅の死んだ場所に戻ってくると。
「・・・・・・その様子だと倒したみたいだな」
藤原妹紅が茂みに隠れていた。
「・・・・・・何やってるんですか。もしかして『うん・・・・・・」
と、ジョルノが恥も臆面もなく妹紅にとって恥ずかしい言葉を言い放とうとするが、当然のことながら妹紅は言わせない。
「んなわけねえだろォォォーーーーッ!! 服まで全部燃えちゃったんだよォォーーーッ!!」
「復活キャラのくせに衣服は再生不可なんですか・・・・・・。いや、まぁ普通はそうなんでしょうけど」
ジョルノはため息をついた。だが、妹紅が復活をし終えているという事実は同時に嬉しくもあった。それは無事五体満足で帰ってきたジョルノを見た妹紅にとっても同じことだ。
「「とりあえず、良かった」」
二人は同時にそう言った。
「・・・・・・で、ジョルノ。ちょいと頼みごとがあるんだ」
「何ですか? 僕の服は貸せませんよ。言っておくけどこの下には何も・・・・・・」
「いや、何でだよ!! 『も』ってなんだよ、『も』って!」
「――――と、悪ふざけはここまでにしましょう」
ジョルノは首を振った。
いやいや、お前が言い出したんだろう。
そう思わずにいられない妹紅を差し置いてジョルノは『ゴールドエクスペリエンス』を出して地面を殴った。
その地面からは次第に大きな大きな葉っぱを付けた樹木が生まれたのだ。ジョルノは特に何も言わずその葉っぱを2、3枚取って『GE』に器用に編ませる。
「・・・・・・おい、ジョルノ」
「何ですか。ちょっと集中してるので話しかけないで下さい」
「・・・・・・いやお前の優しさは・・・・・・まあ分かるんだけどさ」
と、ジョルノは完成品を妹紅に手渡した。妹紅の手には『葉っぱ』。
「私に密林の王者にでもなれと言うのか?」
葉っぱの服である。ちなみに、葉っぱの服は古くは原始時代にもあったいわゆる貞操帯の一種であり、男性ならば下半身を。女性ならば上半身の一部と下半身を隠すための・・・・・・。
「いや、その説明はいいんだよッ!! お前っ、これっ! こんな恥ずかしいの私に着れっていうのかッ!?」
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