主人公の資格 その@
[11/11]
[8]前話 [9]前 最初 [2]次話
空しく穴は霊夢の体には至らない。だが、橙は残った爪を全て霊夢に打ち込むために『牙Act.2』を操る。
「『牙Act.2』ゥゥーーーーッ!!」
ほとんど自力で動くことが出来ない体を、橙は意志だけで動かしていたのだ。だが、その覚悟も全て圧倒的力の前に潰される。
――――ちゃりん
「――――ハッ!?」
まただ。また霊夢は『小銭』を投げた。さっきもこの直後に私にとんでもない衝撃が走り、ヒドい火傷をおったのだ。今度も来る。橙は霊夢ではなく小銭を凝視した。まさか、『小銭』に関する『スタンド』なのか? ――――そして彼女の瞳は『スタンド像』を今度ははっきりと捉える。
右腕と顔の半分だけだ。かろうじて見えたのはそれだけだった。金色に光り、鳥のような嘴が見えた気がした。確証はない。
なぜなら彼女の体は直後には吹き飛び、意識も消し飛んだからである。
* * *
橙 スタンド『牙Act.2』
博麗霊夢 スタンド『???』
* * *
後書き
というわけでボスとジョルノの幻想訪問記第18話はここで終わりです。
1話で咲夜が言ってた『ほかの自機メンバーの状況』という複線を回収しました。仕事柄男性と付き合い(意味深)が多い博麗霊夢さんです。どうぞよろしく。ほかの自機メンバーの複線もいずれ回収していきたいので楽しみにしてください。忘れちまったよ、という方は1話へどうぞ。
この話の副題、『主人公の資格』ですがジョジョの2部(確かローマでのワムウ戦)から取りました。他の副タイトルもジョジョのどこかから取っていると思うので暇な人は確認してみてください。
主人公と言えば、次の話ではジョジョの主人公と東方の主人公同士の対決になりますね。ちなみに霊夢の『スタンド』のヒントをもう少しだけお教えしますと『ステータスは精密動作性以外全てA』です。たぶん。
霊夢ファンには申し訳ないキャラ設定ですが、この理不尽さが彼女の強さたる所以です。あと非処女です。
それでは19話でまた。
[8]前話 [9]前 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ