H爆撃注意報 そのA
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しそうである。しかも次のターンに復活する。
そして音が聞こえるということはルナが現在音を消し忘れているということだ。
「・・・・・・ルナ、音消して」
「・・・・・・じゃあチルノ、氷取って」
「・・・・・・ならサニー、手離して」
「・・・・・・よしスター」「いやよ」
「・・・・・・あの」「いやよ」
しばらくしてカマクラ内は落ち着いた。
* * *
藤原妹紅の体が手榴弾によって爆散すると同時に、あたり一面に炎と熱気が拡散する。
「ぐぅぅッ!?」
ジョルノがそれに身構えるが――――不思議なことにジョルノには熱気が来なかった。
「・・・・・・妹紅?」
そういえば、鈴仙から聞いていたが妹紅は炎を操ると言っていた。まさか妹紅はその能力を使って爆発の熱気と熱線を自分の体の炎を使ってジョルノを避けるように誘導したのでは? 例えば、水路を掘って川の流れを変えるように、雷が一旦地上に弱い電気の通り道を作り大きなイカズチを落とすように。
おかげで、ジョルノの周りには爆発による被害が少ないが、それ以外は悲惨な状況だった。約30m周囲の竹はなぎ倒され、激しく燃えている。
「くぅッ!! 半身は・・・・・・妹紅の血のおかげか・・・・・・結構痛みは引いているが・・・・・・」
それでもジョルノは立つことは難しかった。それにしても爆発のせいか、かなり熱気が立ちこめている――――。
ブロロロロロ・・・・・・
その時、ジョルノの耳に弱いエンジン音が聞こえた。何と、『エアロスミス』がぼろっかすになりながらも動いていたのである。
「ぐっ・・・・・・くそ! この体じゃ・・・・・・」
ジョルノはあきらめかけ、目を閉じていた。続けざまにガチャン、というマシンガンの標準を合わせる音が聞こえる。
そして、『エアロスミス』は引き金を引いた。
ドドドドドドドドッ!!
だが、銃弾はジョルノではなく、周囲の燃え盛る竹を撃ち続けていた!
「・・・・・・??」
ジョルノは傷口を押さえながら、その奇妙な『エアロスミス』の動きを見ていた。
(まさか、『エアロスミス』は僕たちを視認していなかった? 確かに、煙幕の中からすぐに追いかけてきたが・・・・・・)
ジョルノがそう考えている間も『エアロスミス』は燃え上がる炎に対して銃を撃ち続けていた。
(音ではない・・・・・・。『炎』に向けているということは・・・・・・『熱』?? いや、だとしたら火器を使えないはずだ・・・・・・)
ジョルノは『エアロスミス』を観察していた。『エアロスミス』は『炎』に対して銃口を向けているようだった。しかし、ジョルノは気づく。
実は
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