H爆撃注意報 そのA
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ルノが言うように他の二人とは少し違う。妹紅も数回3妖精を目撃しているが、いつもサニーとルナの後ろでにこにこと様子を見ているだけである。
「確かに、あいつは賢い・・・・・・のか?」
だが、ジョルノの探索をかいくぐっているのは事実である。
「妹紅・・・・・・もう少し、今度は別の方法を考えてみます。何かしら情報が得られればいいんですけど・・・・・・」
妹紅がスターサファイアについて考えていると、ジョルノは辺りを見回しながら次の手を考えていた。熱もダメ、音もダメとなると・・・・・・。
今二人は竹林の道のど真ん中。辺りに妖精や妖怪の気配は無くジョルノと妹紅の距離は3m前後、離れている。妹紅はジョルノとは別の方向の竹林に注意を配り、ジョルノも考えながら辺りを探していた。
しばらくの沈黙が流れる。だが、沈黙を打ち破ったのはジョルノでも、妹紅でもなかった。
ブロロロロロロロロロ・・・・・・
「「・・・・・・ッ!?」」
二人が背を向けていたその間。前後3mの間の死角に突如として何かのエンジン音が響く。
ガチャ、ガチャン!! という機関銃を組み立てる音がし、二人は同時に振り返る。そこにあったのは勿論――――。
「エ・・・・・・『エアロスミス』ッ!!?」
「よ、避けるんだァァーーーーッ!! ジョルノォォーーーーーーッ!!」
今度の『エアロスミス』が銃口を向けていたのは不死の妹紅ではなく生身でしかも左半身が思うように動かないジョルノの方だった。
「コノポンコツガァァーーーーーーッ!!」
すぐに妹紅もスタンドを出しジョルノ眼前に迫る『エアロスミス』を殴り落とそうとするが、『エアロスミス』は加速して『スパイスガール』の拳をすり抜ける。
「うッ・・・・・・ご、『ゴールドエクスペ・・・・・・」
何とかジョルノはスタンドで反撃を試みるも、その前に『エアロスミス』に搭載された二丁のマシンガンの銃口が火を噴いた。
ズガガガガガガガガガガガガガガガガガッッッ!!!
今度は榴弾ではなく通常弾のようだが、連射数が桁違いだった。小さいながらも威力・スピードは本物の銃と変わらず、一発一発がジョルノの肉体を削り、殺ぎ、撃ち抜いていく。
「ウオオオオオォォォォーーーーーッ!!」
「このぉぉーーーーーッ!」
妹紅は左足、『スパイスガール』は右足に力を込め同時に『エアロスミス』を破壊しようと蹴り飛ばす。見事に二人の蹴りは炸裂し、メキョッ! という音を発してプロペラ部分がひん曲がり数十メートル先に飛んでいく。
「ジョ、ジョルノ・・・・・・ッ!! 大丈夫か・・・・・・!!」
ジョルノは仰向けで地面に血塗れの状態で倒れていた。全身から血を流してい
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