H爆撃注意報 そのA
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」
* * *
スターの言うとおり、コウモリの超音波を用いて探索をしていたジョルノだったが、困り果てていた。
「・・・・・・おかしい。いくつも、四方八方で音の消失が確認できます」
既に『かくれんぼ』を始めて2時間半が経過していた。だが、何時までたっても3妖精の居所は掴めないでいた。
「ジョルノ・・・・・・どういうことだ?」
妹紅は心配そうに空を見上げる。既に太陽は自分たちの真上にあった。もう正午なのだろう。
「分かりません・・・・・・が、音を消す奴の能力でしょう・・・・・・でもこんなに一度に、しかも広範囲に能力が使えるものなのか?」
「四方八方ってことは・・・・・・そうじゃあないはずだ。少なくとも、スターサファイアの能力は別としてルナやサニーの能力は一度に大量、しかも別々に能力を使うことは出来ないはずだ」
そもそもは妖精の持つ能力である。複雑な能力は扱えないはずだし、最も言えば『スタンド』でなければそれほどまでに特殊な動きは――――。
「そうかッ! 『スタンド』だ!」
ジョルノは唐突に閃いた。だが、この閃きは現状打破のためには対して役に立たないことは分かっていた。
「『スタンド』って・・・・・・妖精のか? そんな能力が付加価値的に付くとは考えられないけど・・・・・・」
「いいや、妹紅。あいつらの持っている『スタンド』の能力じゃあないんです。これはおそらく僕の『ゴールドエクスペリエンス』の能力・・・・・・同じようにコウモリを生み出して竹林各地で探索を妨害しているに違いありません」
共震作用による音の打ち消しです。そうジョルノは妹紅に説明する。
「――――じゃあ、あいつらはお前の『ゴールドエクスペリエンス』の能力を使っているってことか?」
「多分、そうです。・・・・・・僕の『GE』の半身があいつらに取られたせいだと思います」
ジョルノは左半身を失った『ゴールドエクスペリエンス』を見る。
「『熱には熱を、音には音を』ってわけか・・・・・・そんなにあいつら頭が良かった覚えはないんだけどな・・・・・・」
「確かに、4人のうち3人はただの5歳児と変わり無い気がしました。ただ・・・・・・僕のスタンドを奪いまんまと罠に引っかけたあの青い妖精は・・・・・・『猫を被っている』気がしました」
「・・・・・・スターサファイアのことか・・・・・・」
3妖精はいたずら好きの妖精で知られているが、特に有名なのはサニーミルクだ。幻想郷最強(笑)妖精の次に知名度が高く、いたずら向きの姿を消す能力は人里の人間にとって迷惑以外何者でもない。
ルナチャイルドもサニーに準ずるいたずら向きの能力を持っている。
だが、スターサファイアはジョ
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