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ボスとジョルノの幻想訪問記
H爆撃注意報 そのA
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「やったぜラッキー! ・・・・・・じゃないや、ありがとうございますありがとうございます!」

 3妖精は喜んでいるが――――もちろん、そんな旨い話は存在しない。

「えっと・・・・・・じゃあ『ゆっくり』いきますよ」

 といって、まずジョルノは『ゴールドエクスペリエンス』で三人の頬に触れた。

 このとき、既にジョルノは『能力』を使っているのだが、そんなこと3妖精が知る由もない。

「・・・・・・」

 サニーからお仕置きを実行するようだ。サニーは痛みに耐えるように目を瞑っているが、ふと頬に何かが触れた。それは限りなくスローに動く『GE』の拳だった。

(な、なんだ・・・・・・ぜんぜんゆっくりじゃんかぁ・・・・・・これなら余裕だな! ・・・・・・って、え? ちょ、ちょっと・・・・・・、なに、こ・・・・・・)

 サニーを殴り終えたジョルノは次はルナ、そしてスターと普通に『全力』で殴り飛ばした。もちろん、サニーを殴ったのも全力である。

 だが、3妖精は動くことはない。

 何故なら――――

「君たちの精神を『暴走』させました・・・・・・。『鋭い』痛みを『ゆっくり』味わえ・・・・・・それが君たちへの『お仕置き』です」

 ジョルノはそう言い残してカマクラから出ていく。


 ちなみに・・・・・・感覚が暴走している3妖精はというと

(あああああああああああッッ!! な、何なのよォォ〜〜〜〜〜!! い、痛いッ! でも、ぜんぜん動かないぃぃ!! 何で!? 『ゆっくり』激痛がおそってくるぅぅ〜〜〜!! いやああああああああッ!!!)

(い、痛いのだめって! 痛いのだめって私言ったよねぇぇーーーーーー!! いやだぁぁぁっ! いやっ、いやぁぁっ! 痛いよ、誰か、誰か助けてえぇぇぇっ! うわあああああああああッ!!)

(こ、これはっ! ううううっ! か、感覚が、私たちの『感覚』だけが暴走してるんだわッ!! だから痛みがゆっくりとやってくるし、私たちは身動き一つ取れないッ!! あああああッ!! あ、がっ、顎が・・・・・・めきめき音を立ててるのが分かるうううううううううううッ!!!)

 ・・・・・・おそらくはチルノより酷い状況なのかもしれない。

 第18話へ続く・・・・・・

*   *   *

 後書き

 これでH爆撃注意報は終了です。この話で見物なのは遊び感覚の妖精たちと、命の危険を感じているジョルノたちとの間のギャップですね。二人が自動操縦の『エアロスミス』と死闘を繰り広げている間、妖精たちはカマクラの中でしょーもない話を繰り広げつつかき氷でくつろぐ。何一つ悩みのない妖精たちは羨ましいです。

 あと、『エアロスミス』が自動操縦型になっていた件について。これは作
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