H爆撃注意報 そのA
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!! 殴るんならスターをどうぞ!」
「ちょっと、サニー! 私だって嫌よ! 言い出しっぺのあなたが大人しくしょっぴかれるべきだわ!」
スターとサニーとルナはそれぞれ責任の押しつけ合いの口げんか。完全にジョルノにビビっていたが一人だけ違った。
「はん! なっさけないわねぇ〜〜〜!! こんな人間一人にビビりあがっちゃって! やいやいコロネとか言ったか!? あたいが相手だ覚悟しろ!! 『エアロ・・・・・・」
まるで見当違いのことを言いながらチルノはジョルノの前に立ちはだかり、『スタンド』を出して攻撃しようとするが――――。
既に『ゴールドエクスペリエンス』の拳が彼女の顔面にめり込んでいた。
「――――無駄無駄・・・・・・」
そして続けざまにもう1発、更にもう2発、だがジョルノの拳は止まらなかった。
「無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄!!!!!」
ドガバギボゴォメキョッドゴッドゴドゴミシバキィッッ!! 例えるならそんな擬音がチルノの全身から聞こえてきそうなほどの容赦なしのラッシュだった。
「ぎっぇええええええええエエエエエーーーーーーーーーーッッ!!?」
チルノは叫び声を上げながらカマクラの壁に叩きつけられて
ぴちゅーん! という音を上げながら消滅した。
俗に言う『一回休み』である。
「あ、あわわわあわああ・・・・・・」
「ち、チルノがあんな一瞬で・・・・・・」
「や、やばいわ・・・・・・ちょっとヤバすぎよ・・・・・・」
3妖精はお互いの肩を抱き合い泣きながらジョルノに懇願する。今度はお互いに責任を擦り付けたりせず、自分たちの非を認めて懇切丁寧に謝罪した。
「お、お願いです! 痛いのは嫌なんですぅッ! 許して下さいジョルノ様ぁ〜〜〜!!」
「何でもしますから! 靴も嘗めてきれいに掃除します! レロレロレロレロ」
「二度とあなたたちにチョッカイかけないことを誓います! ですから、何とぞご容赦を〜〜〜!!」
「・・・・・・」
あからさまな態度の豹変にジョルノはため息をついた。やはり、こいつらは只の子供と何らかわらない。どうせ、ここで許しても同じことを繰り返すだろう。
教育が必要だ。
「じゃあ、『一発』だけ。それも『一回休み』にはならない『ゆっくり』としたお仕置きをします。それで今回のことは見逃してあげましょう」
チルノのあの有様を見ているせいで『一発』だけ、というのは3妖精にとって非常に有り難いことだった。一発耐えれば見逃してくれるのだから、これほど旨い話はない。
「ほ、本当ですか!? 何という慈悲! ありがたく承りますぅ〜〜〜!!」
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