H爆撃注意報 その@
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ボスとジョルノの幻想訪問記16
あらすじ
結局衰弱死してしまったボス!
時は遡って永遠亭の中ではジョルノと妹紅が再起し、紅魔館へと向かった!
留守を任されたてゐは戦闘不能の永琳と鈴仙を守りながら二人の無事を願うのであった!
あと姫様いつ起きるんですか?
* * *
ボスとジョルノの幻想訪問記 第16話
H爆撃注意報@
黄金の精神を持つ男、ジョルノ・ジョバァーナと人生波瀾万丈、藤原妹紅は竹林を歩いていた。
妹紅は竹林のことを熟知しているため、道案内はお手の物である。おかげでジョルノたちは全く迷うことなく竹林を抜けることが出来た――――。
「――――出来るんじゃあ無かったんですか?」
はずだった。
「い、いや・・・・・・いつもは出来るんだけどねぇ? あっれぇ〜〜〜? おかしいな・・・・・・」
無責任にも素っ頓狂な声を上げてしまう妹紅。彼女のそんな態度に苛立ちを隠せないジョルノ。
「真面目にやって下さいよ。ただでさえ急いでるって言うのに、妹紅は馬鹿なんですか?」
その心ない言葉にカチンと来る。
「あ? 誰が馬鹿だよちんちくりんヘアー。お前だって一人じゃあ迷いの竹林を抜けるなんて不可能だろ!」
「ちんちくっ!? ひ、人が気にしていることをよくも!」
「じゃあ隠せよ!」
と、このように無駄な会話だけが続いていき――――。
すでに永遠亭を出てから二時間が経過していた。
「・・・・・・ちょっといいですか妹紅」
「・・・・・・何だよ」
「・・・・・・竹林を焼き払いましょう」
がたっ
「・・・・・・正気か?」
突然の提案に思いがけず顔をしかめた妹紅だが、余りにも迷いすぎて反論する気にもならなかった。
正直、妹紅も「竹林焼いたら早いよな」と思っていた。
「・・・・・・いや、でも焼いたら私永琳とかに怒られるかも」
「永琳さんがあなたのようにすぐ復活するとは限りません。僕が帰ってきたら『GE』で竹林を生やし直しておくので」
「竹林生やし直すとか便利だな」
その言葉を聞いて妹紅は右手を出す。
そして彼女が火の力を込めると、彼女の腕の周りは熱によって空気がねじ曲げられ、屈折を起こす。
「本当に燃やすが、大丈夫なのか?」
「いいですよ。僕は竹林が無くなったところで特に興味はありません。道を切り開くことが最重要事項です」
どたっ
「いや、そういうんじゃあ無くて」
「熱への対策も考えています」
どたたっ
「違う違う、私が心配しているのは『発生気体』の方だ。うまく火力を調整して出来るだけ完全燃焼させるつもりだけど、それ
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