H爆撃注意報 その@
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ジョルノは『スタンド』を賭けて味あわされていた。
「・・・・・・ジョルノ、おそらく私の『スタンド』が『担保』にされていないところを見ると・・・・・・少し酷かもしれないが3妖精を見つけるのはお前だ。私は『かくれんぼ』に参加できていないからな・・・・・・」
「・・・・・・分かってます。妹紅は・・・・・・ハァっ、『妨害』してくる奴を・・・・・・おそらく、あの氷の妖精も『スタンド使い』です」
チルノがスタンドを見て「かっこいい」と言っていたのをジョルノは聞き逃さなかった。
「分かってるよ。それより、12時間以内だが・・・・・・出来そうなのか?」
3妖精の提示したタイムアップまでは12時間。それを過ぎてしまえばジョルノのスタンドは完全に3妖精の手中に落ちる。
「・・・・・・考えてます。・・・・・・クソっ、質の悪いイタズラを・・・・・・」
ジョルノは悪態をつく。スタンドの半分を奪われ体に思うように力が入らないのだ。
「ジョルノ。私は参加できないが、アドバイスはしてやれる。さっきジョルノが3妖精を見つけたように、あいつらを見つけるのはそこまで難しいことじゃあない。確かに正攻法じゃ厳しいが、驚かせたり予想外の出来事でビビらせることでルナチャイルドの『音を消す程度の能力』は看破出来る。そして、サニーミルクに至っては姿を消し忘れているときがある。そういう隙をついて探すと意外とすぐに見つかるんだが・・・・・・」
「・・・・・・ハァッ、くっ・・・・・・体が・・・・・・万全ならそうでしょうね・・・・・・」
ジョルノは体半分が思うように動かないと言う奇妙な状況に陥っていた。
「でも・・・・・・出来ることは全て試します」
と、残った半分の『ゴールドエクスペリエンス』を出して
「無駄ァッ!!」
近くの竹を殴りつける。するとそこから無数の蛇が生まれた。
「うわわっ! 竹から『蛇』がっ!?」
「大丈夫です妹紅。あなたがそいつらに攻撃しない限り、一切危害は与えません」
「・・・・・・えっと、もし攻撃したらどうなるんだ? 全員がおそってくるのか?」
「与えた攻撃が自分自身に跳ね返ります」
「・・・・・・それはそうとして、何で蛇なんだ?」
妹紅はこいつらを焼いたら自分が丸焼けになる姿を想像して結構えぐい能力だなと思った。
「蛇は獲物を視覚で捉えるのではなく、舌をちろちろと動かしてレーダー替わりにし、獲物を『熱』で捉えます。あいつらがいくら姿を消し、音を消そうとも、熱は消せません・・・・・・」
ジョルノは蛇たちを竹林に放った。これで奴らが見つかるのも時間の問題だ。ジョルノはとりあえずは見つかる、と思っていた。
* * *
「――――とい
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