H爆撃注意報 その@
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たちは急いでいるのに、妖精というものは何て呑気なんだろうと。
「あー、ジョルノ。怒っても無駄だぞ。そいつらは明日にはお前の言うことは全部忘れてるだろうから」
「・・・・・・丁寧な説明ありがとうございます妹紅」
妖精とはそんなものである。
「――――迷わせた後はどうするつもりだったんですか?」
「どうって・・・・・・」
妖精たちはお互いに顔を見つめあう。
「私たちどうしたいんだっけ?」
「はぁ? ちょっと、サニーが最初に竹林で人を迷わせようって言ったんじゃない!」
「あり? そうだっけ?」
「確かに、サニーが言ってたわよ(聞いてなかったけど)」
「ほら、スターも同じこと言ってるわ。サニーが言い出しっぺよね。何で私たちこんなことしてるの?」
「・・・・・・うーん、人を迷わす目的かぁ・・・・・・考えたこと無かったなぁ」
「ふふっ、どうせサニーのことだからどうでもいい理由だったんでしょうね」
「そうだな、うん。きっとそうだ。思いついたことを片っ端から言っていく奴だもんね」
「ちょ、酷いな二人とも。この私がノープランなわけないだろう? どっかの馬鹿妖精と同じにしないでよ」
「でも、サニーはアイツの次に馬鹿よ」
「え?」
「で、次はルナがちょっと抜けてる感じね」
「ちょっと? 何でスターが一番なのよ」
「そうね、そしてスターが来るわ。最後にあたいが一番ってわけね!」
「うんうん・・・・・・」
「ん?」
3妖精の会議に横からひょっこりと割入ってきたのは・・・・・・。
「「「チルノ!?」」」
氷の妖精、チルノだった。
「・・・・・・また増えましたよ妹紅」
「いや、私に聞くなよ・・・・・・」
妖精たちの様子を黙って眺めているジョルノと妹紅には目もくれず、チルノと言う名の妖精はルナとサニーの間に入って肩を組んだ。
「ちょっとちょっと、なんか面白そうな二人がいるけど、あれ何なのさ?」
「ぐえっ、あ、あんたにはカンケー無いでしょ! というか何でここにいるのよ!」
「そうよ、サニーの言うとおりだわ! 何しに来たの!」
と、チルノが目をぱちぱちとさせて「ふぇ?」と驚嘆の声を上げた。
「だって昨日の夜、サニーが『竹林でイタズラしようぜ!』って言ってなかったっけ?」
「・・・・・・」
「・・・・・・サニー?」
サニーは「そういえば」という表情をする。どうやら前日の夜にチルノと遊ぶ約束をしていたようだ。
「チルノよりサニーの方が馬鹿なんじゃないの?」
スターの心ない一言がその場に残った。
* * *
「おい、ジョルノ。こんなバカ共に
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