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ボスとジョルノの幻想訪問記
H爆撃注意報 その@
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ルノ・・・・・・私のスタンドは熱を操るとか・・・・・・そんなこと素でも出来るわ。違う違う・・・・・・」

「・・・・・・は!」

 と、ジョルノは妹紅の背後に人型のスタンドを見る。その姿は白とピンクを基調としたチェック柄のデザイン。頭には妹紅と同じリボンをしており、全身に力が漲っているようだった。おそらくは近距離パワー型、だがジョルノからすれば遠距離パワー型のチルノとは相性が悪い、としか思えなかった。

 そして、今のこの状況をどう打破するかと思っていると――。

「妹紅、派手ニヤッテ構ワナイワヨネ?」

「そうだな・・・・・・。この弾幕包囲を全てドロドロになるくらいまで『柔らかく』してくれ」

「了解」

 ――――妹紅はそのスタンドと会話していた。

 と、ジョルノが唖然としていると妹紅のスタンドが動いたッ!!


「WAAAAAAAANNABEEEEEEEEE!!!!」


 彼女のスタンドは超高速で迫り来る銃弾、氷弾を拳のラッシュで弾いた! そんな衝撃を加えたら瑠弾が爆発するのでは・・・・・・と思ったが。

「そ、そんな! あたいの『エアロスミス』の攻撃が・・・・・・不発?」

 チルノは驚きを隠せない。熱もそうだが、あの瑠弾は衝撃を加えるだけでも爆発するのに、あれだけ全弾全力で殴っておいて全て不発とは今まで一度も起こったことはなかった。

「簡単なことさ。衝撃が銃弾の内部に及ぶ前にコイツが銃弾を柔らかくして衝撃を吸収させたまでのことよ」

「私ガ殴ッタ物体ハ全テ『柔ラカク』ナル・・・・・・ソノ度合イハ私ノ自由ニ出来ル!」

 妹紅が説明をし、彼女のスタンドも補足で話す。どうやら完全に自立して、しかもスタンドが自我を持っているらしい。

「も、妹紅・・・・・・! 想像とは、かけ離れてましたよ・・・・・・」

 ジョルノは素直に感想を述べる。

 殴った物体を柔らかくする。だが、ジョルノにとってはどこかひっかかるところがあった。チルノのスタンド、『エアロスミス』もそうだ。

 どこか懐かしい気がした――――。

「ジョルノ・ジョバァーナデスネ。私ハ『スパイスガール』。妹紅ノスタンドデス」

 ジョルノが何かの懐かしさを感じていると妹紅のスタンドは律儀にそう名乗った。

「そうね・・・・・・『ひと味』、違うのよ」


第17話へ続く・・・・・・

*   *   *

 後書き

 藤原妹紅のスタンドは『マジシャンズレッド』ではありません。『スパイスガール』です。『スパイスガール』です。大事なことなので2回(ry。ちなみにこのことは最初から決めてました。最初から設定で決まってたスタンドは

 鈴仙の『セックスピストルズ』
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